コーセーはこのほど、「マスク緩和と梅雨・猛暑でビューティはどう変わる」と題したメディア向けイベントを開催。外出や会食の制限が解除されマスクを外す機会が増えてきたことによるメイクのトレンド予測、崩れないテクニックについて解説した。
マスク緩和後のメイクトレンドは?
解説してくれたのは、コーセー美容開発部ビューティクリエーションユニット ヘア&メイクアップアーティストの土橋脩氏。
マスクを外す機会が増えたこれからの季節のトレンドとして、
- ベースメイクは少し厚めかつマット
- 生き生きとした血色感があるメイク
がポイントであると話す。
「ポイントは"摩擦に強いこと"です。こすれることがメイク崩れの原因となりますが、マスクの着脱が増えるこれからは摩擦に対して強いメイクを意識することが大切です」(土橋氏)
マスク生活をしていたここ2年ほどは「ほとんどマスクで隠れているからメイクは下地だけ」という方も多かったかもしれない。あるいは下地とファンデの中間のようなものを塗る人が多かった。しかし、マスクを外す機会が増えるこれからは「きちんと見せたい」というニーズが高まるという。
「そのため、ベースメイクを今よりも厚めに、さらに摩擦に強くするためにマットに仕上げるのがトレンドです」(土橋氏)
ベースメイクのポイントは、リキッドファンデーションを使用する場合は、仕上げ用のパウダーも重ね、サラサラにすること。さらにベースメイクの仕上げにミストをすること。ミストをすることで肌にベースメイクがしっかりと密着し、崩れを防ぎ摩擦にも強くなる。
ポイントメイクのトレンドは血色感。目元は下まぶたにもボリュームをもたせることが大切だという。下まぶたにもアイシャドウで色味を加えることで、マスク外した際にも印象をはっきりとさせることができる。さらに下まつげにもマスカラをつけることで縦幅を見せることができ、ハッキリとした顔立ちになる。
リップはこれまでマスクで隠れていたこともあり、使用していなかった人も多いかもしれない。そのため、いきなり濃い赤い色味に戻すのは抵抗がある人も多いだろう。まずは肌なじみの良いカラーから徐々に慣れていくのが良いと、土橋氏は推奨する。
マスク生活がまだまだ続く中でのリップのポイントは「輪郭をぼかすこと」。さらに、食事をする日は「LIP GEL MAGIC(リップジェルマジック)」などの口紅コートジェルを使用することで摩擦によりはげてしまうことや、食事で落ちてしまうことを防ぐことができる。
チークのトレンドは「肌の内側からじゅわっとにじんで出てくるような血色感」。
肌なじみの良いカラーを頬骨の高いところに卵が倒れたような形を意識しながら大き目の円を描くように乗せていく。マスクをつけても外しても見えるくらいの位置がベスト。そしてチーク後も「メイク キープ ミストEX」といった仕上げ用ミストをすると良いのだそう。ベースメイク後とチーク後の2回ミストをするテクニックは、汗をかくスポーツ選手もやっている手法なのだそう。
テレワークで高まる「頭皮ケア」の需要
さらにコロナ禍の影響によるトレンドは「頭皮ケア」。テレワークなどでスマホやパソコンを凝視する機会が増えた昨今、首まわりの血行が悪くなり頭皮が凝っている人が増えているそう。
さらに、この夏の猛暑による頭皮のベタつきや紫外線ダメージ、マスクをずっとつけていたことにより耳の裏が凝っていると感じる人も多いのではないだろうか。実際に女性用スカルプケア市場は拡大傾向で、特にコロナ禍の2020年には大きく伸長しているという。
そんな悩みに寄り添うのが8月21日に発売される「プレディア ファンゴ ヘッドクレンズSPA+」(チューブ250g2,200円/ポンプ500g3,850円)。
プレディアは1996年に化粧品専門店ブランドとして誕生し、"Sea&Spa"をブランドコンセプトとしたナチュラルヒーリングブランド。代表アイテムのクリーム状のクレンジング「ファンゴWクレンズ」は累計販売個数260万個を突破した。
「プレディア ファンゴ ヘッドクレンズSPA+」は1本で頭皮ケアとシャンプーとトリートメントの3役を兼ね備えたアイテム。泡が立たない濃厚なクリームベースにより頭皮マッサージがしやすく、クレンジングクリームにも使われている洗浄成分を配合、さらに皮脂吸着効果にすぐれた天然ミネラル泥も使用されている。根本からふんわりハリコシのある生き生きとした髪に仕上がり、ヘッドスパを受けたような心地よさが魅力だ。
まだまだコロナ禍は終わりそうもないが、メイクや頭皮ケアで少しでも気分を明るくすることができたら憂鬱な梅雨+マスク生活も乗り切ることができるかもしれない。