ハウテレビジョンは6月23日、「サマーインターン開始前の就職活動に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は5月、2024年卒業予定の外資就活ドットコム会員(大学生/大学院生)209名を対象に、インターネットで実施した。

  • インターンシップの志望業界

インターンシップの志望業界について尋ねたところ、「コンサル・シンクタンク業界」が、他業界に比べ約2倍の差を付けて1位となった。2位は「外資系メーカー・サービス」、3位は「日本メーカー・サービス」となっている。

インターンシップは、第一志望業界以外も志望するか尋ねると、「すべて第一志望業界」(11.0%)を除く約9割が、「第一志望業界以外も志望する」と答えている。インターンシップの段階では幅広く就職先を検討している就活生が多いことがわかった。

インターンシップに応募する社数を聞くと「6~10社」(31.5%)が最も多かったもの、「15社以上」と回答した割合も約4割を占めている。

  • インターンシップに応募する社数

インターンシップに応募する際に重視するものを尋ねたところ「志望度が高い業界だから」が最も多いが、2位には「(面接慣れのために)早期選考」がランクインしている。サマーインターンに応募する就活生はその後の本選考を見据え、計画的に就活を行っていることがわかった。

  • インターンシップに応募する際に重視するもの

現在の志望業界について尋ねると、インターンシップ応募者の傾向と同様に、「コンサル・シンクタンク」業界を志望する就活生が圧倒的に多かった。一方、サマーインターンの開催が比較的メジャーではない「ゼネコン」「インフラ」業界などは、志望者数が少なかった。

  • 現在の志望業界

就職先に求めるものを聞くと、最も多い回答は「給料・福利厚生」で、「スキル・経験が身に付く」「自身の成長機会」が続いた。

  • 就職先に求めるもの

新卒で入った会社の想定就業年数を尋ねたところ、33.0%が「1~3年」「3~5年」と回答した。「5年以上」は23.9%で、これらを合わせると、約6割の就活生が5年前後で転職を想定している結果となった。

コンサル・シンクタンク業界を志望する就活生に、その業界を志望する理由を聞くと、「スキル・経験が身に付く」が最も多かった。以下、「給料・福利厚生」「成長が期待できる業界」と続いている。

  • (コンサル・シンクタンク業界を志望する就活生対象)その業界を志望する理由

コンサル・シンクタンク業界希望者のうち、その後の転職を考えているのは125名で、転職先もコンサル・シンクタンク業界を志望する人数が半数を占めている。

コンサル・シンクタンク業界志望者に、他業界も受けるのか尋ねたところ、同業界に限定している就活生は1割程度だった。現時点では志望業界が固まっておらず、コンサル・シンクタンク業界を志望しつつ、他業界も併願している傾向があることがわかった。

就活情報を得る手段について聞くと、「Twitter」が最も多く、「YouTube」「Instagram」が続いた。情報収集の手段としてSNSを利用していないという回答も目立った。

  • 就活情報を得る手段