GfK Japanは6月23日、「夏タイヤ購買行動調査」の結果を発表した。調査は4月18日〜5月1日、自家用車保有者1万4,762人を対象に行われたもの。
このほど、タイヤメーカー各社からは国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を引き上げることが発表されているが、36%が「タイヤの溝がなくなる(スリップサインが出る)まで今のタイヤを使い続けたい」と回答した。
値上げがあっても欲しいタイヤを買いたいと考える人は21%いるものの、15%がグレードを下げて費用を抑えたいと回答。特に30代では22%で、「欲しいタイヤを買いたい」(20%)を上回る回答率となっている。
直近1年における夏タイヤ購入者のうち、80%がカーディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどの店頭で購入している。購入店舗を選んだ理由については、「いつも使っているお店だから」が48%、「タイヤの価格が安かったから」が28%。
2021年5月の調査結果と比較すると、「タイヤの価格が安かったから」は2%減少し、一方で「キャンペーンをやっていたから」が11%から13%に増加している。
購入タイヤの選定理由は、「信頼できるメーカー」が最も多く30%、次いで「安定性、乗り心地」(27%)、「店員のおすすめ」(24%)が続いた。
購入検討の際に交換前に使っていた夏タイヤと同じメーカーを重視する人は40%を占め、インターネット購入者(31%)と比べると重視度が高かった。参考情報としては、「店員のおすすめ」が34%で最多となり、以下「店頭での価格」「店頭の商品展示」が続いた。
夏タイヤ購入者のうち、20%はインターネットで購入している。商品の選定理由については、「安価な価格」が39%で最も多く、「コストパフォーマンス」の回答も30%いた。また、「安定性、乗り心地」「運転中のノイズの少なさ」などの性能面への関心が店頭購入者よりも高い傾向が見られた。
参考にした情報源は、「価格比較サイト/ショッピングサイト」が37%、「検索サイトが31%でインターネット上の情報が主となっている。「YouTube動画/広告」を参考にしたとの回答も6%あった。
なお、購入検討に際し39%が店頭を訪れており、実際の商品を事前に確認する消費者も少なくない事も分かった。購入先のウェブサイトを選んだ理由については、「タイヤの価格が安かったから」が最多で74%。