帝国ホテル 東京は、「Summer Fruity Time」と題し、夏のフルーツをふんだんに取り入れたデザートやアフタヌーンティー、カクテルを館内の4つのレストラン・バーラウンジで7月1日から提供スタート。編集部が注目するアフタヌーンティーを紹介する。

  • 帝国ホテル「Summer Fruity Time」(写真は2名用)

帝国ホテル 東京で楽しむ夏のアフタヌーンティー

今年の夏も暑くなりそう。そういうことならビアガーデンで納涼! もいいけど、涼しいホテルのラウンジでアフタヌーンティーはいかが?

アフタヌーンティーとは、紅茶の本場イギリスの喫茶習慣。スコーンやケーキなどを盛り付けた3段のティースタンド(ケーキスタンド)を用意し、紅茶と楽しむスタイルがおなじみだ。

日本ではホテルや紅茶専門店などで楽しめるが、帝国ホテル 東京のアフタヌーンティーは別格だ。季節ごとにテーマが設定され、2022年は「ピーターラビットの“バースデー”アフタヌーンティー」も話題を集めていた(6月30日終了)。

館内4店舗で夏メニューがスタート

帝国ホテル 東京の館内にはさまざまなレストランやバー、ラウンジがある。会食やデートなど、目的に応じて使い分けるのがツウだ。このほどの「Summer Fruity Time」は、インペリアルラウンジアクア(本館17階)、ランデブーラウンジ・バー(本館1階)、オールドインペリアルバー(本館中2階)、パークサイドダイナー(本館1階)の4店舗連動で実施する。

なかでも、インペリアルラウンジ アクアで提供されるアフタヌーンティー「Summer Fruits Afternoon Tea」(7,700円・消費税込/サービス料別)は、この夏注目したいアフタヌーンティーだ。提供期間は7月1日~8月31日で、提供時間は11時30分~18時(ラストオーダー)。

帝国ホテル 東京の本館最上階である17階、インペリアルラウンジ アクアに一歩足を踏み入れると、静謐な空間が広がる。

日比谷公園を眼下に望む緑の景色も目のごちそうだ。席同士の間隔がゆったり取られ、上品なソファに腰を沈め、優雅なアフタヌーンティーのスタート。帝国ホテル 東京のアフタヌーンティーは、窓際なら2時間制、席の指定が無ければ3時間制とのこと。

「Summer Fruits Afternoon Tea」は、夏においしいフルーツを堪能できるアフタヌーンティーだ。国産の桃やいちじく、あんずなどが愛らしい1品になって登場する。

上段のデザートは、手前左からフレッシュな国産いちじくのコンフィチュールとちょっとビターなチョコレートケーキの相性が良い「ガトーフィグ」、ベルベーヌの香りをつけたカスタードクリームの上に国産の桃をたっぷりのせた「ピーチパイ」、国産あんずのムースとサブレ生地から成る「アプリコット」、爽やかな香りが楽しい「しそライムタルト」。

奥のグラスはアボカドとトロピカルフルーツを使ったソースがエキゾチックな「ココナッツムース」だ。黄色やオレンジなど、ビビッドでカラフルな色遣いが目を惹く。

中段は、塩気のあるセイボリーが並ぶ。写真左から「燻製ホタテのムースに海の幸…貝のエキスのブルージュレ」、鮮やかなトマトのジュレが鮮やかな「ガスパチョと透き通ったトマトの冷製2色スープ」、ふわふわとした泡が雲のような「紅ズワイ蟹と夏野菜のカクテルサラダ」。

1品1品美しく、夏らしい色使いが涼やか。「燻製ホタテのムースに海の幸…貝のエキスのブルージュレ」では、ハーブティーなどで親しまれている「バタフライピー」を使い、南国の海のようなブルーを再現。エビなどの海の幸も愛らしい。

下段もボリュームたっぷり。左奥から、ココナッツを振りかけたホワイトチョコレートをのせた「プレーンスコーン」、レモンとライムの皮とバターを織り込んで焼き上げた「ブリオッシュ シトロン」、ジューシーなソーセージを使った「粗挽きソーセージのグリルにパイナップルのサルサ・ヴェルデ~トルティーヤのスタイルで~」。サルサ・ヴェルデは別添えのバジルソースをかけて楽しみたい。

スイーツはもちろんのこと、どのセイボリーも食感や味わいが異なり、お酒にも合いそう。「アフタヌーンティーは甘党のもの」という先入観を見事に払拭してくれる内容だ。ボリュームもたっぷりあるので、男性も楽しめるアフタヌーンティーではないだろうか。

また、3段のティースタンドに加えて季節のフルーツを使ったグラスデザートも。こちらは見た目も涼しげなドライアイスとともに登場する。その時期に一番おいしいフルーツを使うそうで、今回はフレッシュな桃がたっぷり。

このグラスデザートは、席でシャンパンを注いでくれる演出もあり、テンション急上昇。お酒を飲まない方はノンアルコールに替えることもできるそう。

フードに合わせるドリンクは紅茶やハーブティー、コーヒーなど、全部で約25種から選べる。季節のアイスティーやハーブティーは今の時期だけのお楽しみだ。

なお、セイボリーをいただきながら「お酒にも合いそう……」と思ったが、実は18時~20時(ラストオーダー)の時間帯には「Summer Fruity Time」から8品とシャンパンを合わせたイブニングプレートも提供するという。夜景を眺めながら、美味しいスイーツやセイボリーに舌鼓を打つ、ちょっと特別な時間が過ごせそうだ。

ホテルメイドの新作スイーツ

7月1日からは、東京料理長の杉本雄氏が手掛ける新作スイーツ「フォレノワール “Classique-Moderne”(クラシックモデルヌ)」も本館1階のランデブーラウンジ・バーに登場する。

「フォレノワール “Classique-Moderne”」は、 7月1日~31日に開催される洋菓子の魅力を再発見するイベント「フランスパティスリーウィーク」にも参加しているケーキ。

ダークチェリーとキルシュ、チョコレートを使った、"黒い森"という名を冠したフランスの伝統菓子「フォレノワール」を、モダンなスタイルのミルフィーユに仕立てた一品だ。縦方向に重ねて焼き上げた独特な食感のパイ生地の中で、キルシュ風味のクリーム、カカオビスキュイ、ダークチェリーのコンフィチュールの三重奏が楽しめる。

ランデブーラウンジ・バーでコーヒーまたは紅茶付き3,300円でいただけるほか、本館1階のショップ「ガルガンチュワ」にてテイクアウトも(1,800円)。素敵な手土産で、余韻を楽しもう。

  • 手前:オールドインペリアルバーで提供されるバーテンダー創作のフルーツカクテル2種、奥:インペリアルラウンジ アクアで提供されるオリジナルフルーツモヒート4種

そしてランデブーラウンジ・バー、本館中2階のオールドインペリアルバー、アフタヌーンティーも提供する本館17階のインペリアルラウンジ アクアでは、それぞれ夏のフルーツを使ったカクテルも提供される。

  • ランデブーラウンジ・バーで提供される、デザート感覚で楽しめる「シャンパンカクテル with シャインマスカット」

いよいよ夏も本番。暑い日々を頑張るご褒美として、帝国ホテルで贅沢な時間を過ごしてはいかがだろうか。

帝国ホテル東京
東京都千代田区内幸町1-1-1
「Summer Fruits Afternoon Tea」予約・お問い合わせ: インペリアルラウンジ アクア TEL.03-3539-8186(直通)