講談社は6月22日、「VOCE美容流行語大賞」を発表した。
VOCEでは、VOCEウェブサイト、InstagramやTwitterなどの各種SNSを通じて約100万人へのアンケートを実施。回答をAI技術を駆使して解析、注目ワードを抽出し、ユーザーの支持が最も集中したものから順に、1位~10位を2022年上半期「美容流行語大賞」に選出した。
1位は、シワやハリ、シミの改善、ターンオーバーケアなどさまざまなエイジングケアに対応する「レチノール」だった。使用時の刺激や安定化配合の難しさなどがウィークポイントとされていたが、最近はその問題をクリアした製品が増加し、人気の裾野が拡大し。ユーザーからも「いろいろなメーカーから登場し、プチプラもある」など、レチノールコスメを身近に感じている声が寄せられている。ドクターズコスメ界でもレチノールを高濃度配合した"剥きコスメ"がブームになっている。
2位は「サステナブルビューティ」だった。多くのコスメブランドが自然を守り、地球に優しい持続可能な環境づくりへの取り組みを開始している。シャネルやゲランといったラグジュアリーなパッケージが支持されているブランドも、エコ化に乗り出した。ユーザーからは「色や質感だけでなく、そのブランドのサステナブルな取り組みに注目してコスメを買うことが増えた」といった声も寄せられた。
3位は、肌荒れケア成分の代表的存在「CICA」だった。"鎮静コスメ"という別名でも呼ばれることがあるCICAは、「マスク蒸れでできたニキビがすぐ落ち着く」「赤みが消える」など、マスク荒れをケアするコスメとして人気で、3期連続入賞している。特設売り場を設けているドラッグストアやバラエティショップも多く、「レチノール×CICA」というコスメも登場している。
4位には、「エビデンスおばけ千賀くん」が選ばれた。このワードは、Kis-My-Ft2のメンバーで、美容マニアの千賀健永さんが、テレビ出演をした時に、「コスメ選びはエビデンス命」と話したことから来ている。多くの美容好き読者から「なぜそのコスメがいいのか、エビデンス=根拠に基づいて話す千賀さんのコメントは、とても説得力がある!」と支持された。
5位以降は、VOCEウェブサイトで紹介されている。