昔からタイム・イズ・マネー(時は金なり)と言いますが、こうも毎日が慌ただしいと、お金を払ってでも時間を買いたいと思う瞬間があります。もちろん、そんな都合のいいことは神様でもない限りできないんですけどね……。

えっ、違う? お金で時間を買うことができるの? 一体どうやって? あっ、これは!!

投稿したのは「BBコリー(@BitBlt_Korry)」さんで、その動画に映っていたのは、「時間をお金で買う」という人類の願いを具現化した時計型の装置。なんと、時計横のコイン投入口にお金を入れると時計の針が逆回転し、時間が戻っていくではありませんか!

価格設定は1分=1円。つまり、5円を入れると5分、10円を入れると10分と、その値段に応じて時計の針が戻る仕組みになっており、500円を入れたときなどはもはや面白いほどの勢いで時間が戻っていきます。っていうか1分=1円って……安っ!!

この夢のような装置はツイッター上で大きな注目を集め、ツイートは3.6万件のリツイート、18.5万件ものいいねを獲得(6月23日時点)。数多くのコメントも寄せられました。

「これは、、、創作の強い味方・・・! 製品化を心待ちにしています!」

「金額別に時間戻せるの凄いです! これは楽しいです!」

「なんだかファンタジー映画で見るような光景ですね」

「これあったら翌朝のこと考えずに酒飲みまくれるやん なんなら寝て起きて課金してもう一度飲むまである」

「これ働いた後に時間戻して別のところで働けば時間を買った分の差額でめっちゃ稼げるやん、って社畜の極みみたいな発想してしまった」

「コスパ良すぎて使い倒しそうです!」

「これ作った人天才やろ! めちゃくちゃおもしろい!」

「とても素晴らしい時計ですね。1日を24時間で刻む非常に高価な時計よりも,はるかに夢と価値のある時計だと思います。」

これを作ったBBコリーさんは、この装置のプロモーション動画も投稿されていました。こちらではもう少し詳しい装置の仕組みが紹介されているので、ぜひご覧ください。

ツイ主さんに聞いてみた

大きな反響を呼んだこの装置はどのようにして作られたのか、詳しい話を制作者であるBBコリーさんにうかがいました。

ーーこれを作ろうと思った理由やきっかけなどをお聞かせいただけますか?

6月初めに会社のボーナスが支給されたのですが、その使い道をTwitterスペースで相談したところ、「お金を時間として貯金できたらいいですね」と言った方がいらっしゃり、そこからヒントを得て制作しました。

ーーちなみに、どういう原理で動いているのか、簡単にご説明いただくことはできますでしょうか?

百均の掛け時計を改造して、秒針を回す軸にモーターを取り付け制御しています。

ーー作るにあたって難しかったことや心がけたポイントなどがありましたら、お聞かせいただけますか?

お金の換金率にこだわりました。特に装置として見ていて楽しく動作が見えるような換金率を考え、1円で秒針1回転、100円で分針1回転半となる1円=1分のレートに決めました。

ーーちなみに、BBコリーさんも時間を買いたいと思ったことはありますか?

会社員を営みながらクリエイター活動をしていますので、どうしても会社の都合で作業時間が足り無い時は時間を買いたくなります。


誰もが切望する「時間をお金で買える」装置。それをこんなユニークな形で作ってしまうだなんて、まさに天才的な発想ですよね。皆さんはもし時間が買えたとしたら、どんな使い方をしたいですか?