西武鉄道12路線のうち、他の西武線と接続していない唯一の路線として知られる多摩川線が6月20日、全線開通100周年を迎えた。

  • 武蔵境~是政間を結ぶ西武多摩川線が全線開通100周年を迎えた(写真は2018年撮影)

多摩川線は、多摩鉄道の路線として1917(大正6)年10月22日に境(現・武蔵境)~北多磨(現・白糸台)間で開業。1919年6月1日に北多磨~常久(現・競艇場前)間、1922年6月20日に常久~是政間が開通し、全線8.0kmの路線となった。

現在、都市近郊路線では珍しい平日・土休日ともに同じダイヤで、3ドア4両編成の電車によるワンマン運転を実施。武蔵境~是政間を12分で運行している。

  • 武蔵境駅発駅版の記念乗車券イメージ

  • 是政駅発駅版の記念乗車券イメージ

多摩川線の全線開通100周年を記念し、7月7日10時から、武蔵境駅と是政駅で「多摩川線全線開通100周年記念乗車券」を発売する。乗車券はD型硬券タイプで、武蔵境駅発駅版は1965(昭和40)年に撮影された武蔵境駅ホーム、是政駅発駅版は同年に撮影された是政駅改札口の写真をそれぞれ券面にあしらった。発売額は各180円。各2,000枚限定のため、なくなり次第終了となる。