全日本空輸(ANA)は6月22日、スマートフォンで空席待ちができるサービスの提供を開始した。日本の航空会社としては初だという。
当日便のキャンセル待ちをして航空券を買いたい場合、従来は空港のカウンターで申し込む必要があり、結果発表も搭乗口付近で行われていた。今後はスマートフォンのANAアプリまたは公式サイトで申込・状況照会ができ、座席を用意できた際にはプッシュ通知やメールが届く。通常の予約の場合と同じようにオンラインチェックインも利用でき、当日に急きょ飛行機に乗ることになった場合でも非接触で搭乗を済ませられる。
また、ANAアプリの改良により、「My Booking」画面からワンタップで座席の選択・変更ができるようになる。従来もアプリ内で利用できた機能だが、予約詳細画面から従来よりも目立つ位置に移し、機能の周知を図る。同社は2023年3月末にSKiPサービスを終了し、2023年度には国内線自動チェックイン機を廃止する予定。デジタルサービスへの移行に向け、利用を促すための改善を進めている。