総合プロデュース企業八芳園は、サイボウズkintoneのアプリ開発支援等を通じて顧客の課題を解決するジョイゾーと、業務提携契約を締結する。この提携により、事業会社とシステム開発会社の関係を超えたチームアップを行い、デジタル化を推進したい企業にさらなるDX支援を展開する。

  • 総合プロデュース企業八芳園は、サイボウズkintoneのアプリ開発支援等を通じてお客様の課題を解決するジョイゾーと、業務提携契約を締結する

新型コロナウイルス感染拡大の影響により生活様式が急速に変化した昨今、ビジネスにおいても多くの企業が従来のビジネスモデルや社内システムの見直しを余儀なくされた。

八芳園は、コロナ禍においても変わらない価値を提供するため、いち早く社内業務の抜本的なデジタル化とDX推進に取り組んできた。2020年には組織全体のDXを加速するために「DX推進室」を立ち上げ、2022年には伴走型DX推進支援サポート「SOLVE EIGHT」事業を発表。あらゆるDX推進への取り組みを行っている。

今回、業務提携契約を締結するジョイゾーは、八芳園のさまざまなDXプロジェクト立ち上げの中で、具体的な業務のデジタル化支援としてサイボウズkintoneを用いたシステム構築を実施してきた。さらに、伴走支援型教育サービス「J Camp」によるDX人材育成でのサポートにより、八芳園内の持続可能なシステム開発基盤を確立しているという。

そのようなつながりから、八芳園とジョイゾーは今回の提携によって事業会社とシステム開発会社の関係を超えたチームアップを行い、さらなるDX支援の推進を目指している。まずは、課題を抱える企業への支援第一歩として、八芳園が最もノウハウを持つブライダル事業者に特化したソリューションパッケージ「IRERO ~indicate real road~(以下「IRERO」)」を展開する。ブライダル事業で培ってきたノウハウを生かして八芳園が設計/監修を行い、ジョイゾーが構築を行ったkintoneでのオリジナルシステムだ。

「IRERO」は、婚礼業務に必要不可欠な婚礼情報の営業支援プラットフォーム。婚礼の運営では、顧客情報や打ち合わせ情報など多岐にわたる情報の管理が必須となる。あらゆるブライダル企業では、これらが部署ごとに保持されることで情報の管理が煩雑となり、業務効率が著しく低下するという課題があった。

その課題に対し、「IRERO」では婚礼に関わる情報をkintone上で一括管理し、「カルテ」アプリによって複数の情報を一画面で閲覧/登録が可能だ。シームレスな情報共有によって、業務改善の実施をサポートする。「IRERO」を用いた婚礼ソリューションの展開によって、DX化の推進が急務であるブライダル業界全体の底上げに注力していくとのこと。