エン・ジャパンは6月21日、「2022年の人材不足の状況」に関する調査結果を発表した。調査は2月21日~5月24日、人事向け総合情報サイト「人事のミカタ」を利用する企業525社を対象にインターネットで行われた。

  • 現在、貴社では人材が不足している部門はありますか?(業種別)

    現在、貴社では人材が不足している部門はありますか?(業種別)

調査によると、人材不足を実感している企業は82%と、コロナ前に比べ7ポイント減少。

従業員数別に見ると、100名以上の企業では「ある」が9割を超え、従業員数の多い企業ほど採用意欲が高い傾向に。業種別に見ると、「サービス関連」(91%)や「流通・小売関連」(90%)で人材不足となっている企業の割合が高かった。

  • 人材が不足している部門

    人材が不足している部門

現在、人材が不足している部門が「ある」と回答した企業に、不足している職種を尋ねたところ、「営業職(新規開拓・代理店・ルートセールス他)」(28%)と「技術職・エンジニア(WEB・システム・ネットワーク)」(20%)が上位に。

人材不足の原因としては、「退職による欠員」(60%)が最も多く、次いで「中途採用で人員確保ができなかった」(43%)、「既存業務の拡大」(26%)という結果に。また、検討している対応を尋ねると「人材採用を強化」(76%)、「既存の業務を効率化する(ICT化、標準化等)」(30%)、「既存社員の教育、能力向上」(27%)が上位にあがった。