KinKi Kidsの堂本光一と堂本剛が、20日深夜に放送されたラジオ番組『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送/毎週月曜24:05~24:30頃)に出演。45thシングル「Amazing Love」の裏話や同曲への思いを明かした。

今年7月21日に、CDデビュー25周年を迎えるKinKi Kids。このたび、アニバーサリーイヤー第2弾シングル「Amazing Love」が、同月27日に発売されることが発表された。同曲は、「硝子の少年」や「ジェットコースター・ロマンス」を手掛けた山下達郎が作曲し、KinKi Kidsの2人が作詞を担当。また、カップリングには、竹内まりやが作詞作曲を手掛けた「Midnight Rain」が収録される。

この日の番組で、光一は、「これはね、結構言いたくてウズウズしてたね」と言いながら、「Amazing Love」の発売を発表。剛は、「これはすごいです。どこまでどうお伝えできるかっていうのはあるけど、達郎さんが楽曲を書いてくださったというところで、色々あったじゃないですか。そのなかで、担当のおじさんに、“これ2人で書けないのかな? 書けたら書きたいよね”みたいな、そんな話もしてて。なんだかんだしてたら、“じゃあ、2人で書こうか”っていう流れができて……。言ってみるもんだなって思ったけど」と、作詞は自分たちの希望だったことを打ち明けた。

山下とのタッグに、「山下達郎という人が書いた曲に、詞を乗せるっていう。これが叶うっていうのは……」と感慨深げな剛。光一は、「達郎さんが書いてくださった曲は全部そうだったんだけど、達郎さんご自身が仮歌を入れてくださるじゃないですか。だから、仮歌として、達郎さんがあの歌詞を歌ってくれたのを最初に聴いたとき、ゾワゾワゾワゾワって……。鳥肌が立ちましたよね」と大感激したことを明かし、剛も、「僕たちのミュージシャン人生の中で、すごい貴重な機会を。山下達郎という偉大なアーティストと、こうして曲を一緒に作らせてもらうっていう経験をさせていただいた」としみじみ。

また、2人は、歌詞制作のエピソードも披露。剛は、「最初に光一が書いてくれてて、僕はそこで初見を聴いた」と言い、「とりあえずバーッと打って、“あとは全然変えてくれていいから”て言って休憩して。また光一が書いてくれて、またそれを僕が読んで、“ここってこうかな?”みたいなやり取りをずっとやった感じ」と回顧。光一が、「2人の思う曲へのアプローチというか、方向性みたいなものがズレずに入れた部分があったから、お互いが出してくるワードが勝手に発展していった」と振り返ると、剛は、「その言葉を導き出したのは、達郎さんのアレンジ、メロディー、すべてがそうさせてくれた」と語っていた。

続けて、竹内が手掛けたカップリング曲「Midnight Rain」の話題になると、光一は、「ご夫妻ですよ」と声を上げ、剛も、「そこに我々が、『Amazing Love』の歌詞で入ってるっていう。これすごくない?」と吐露。「とんでもないこと」だと連呼した2人だったが、光一は、「ただ、歌うのが難しかったなぁ。“まりや節”をどの程度入れたらいいやろ? みたいな」と告白。「Amazing Love」に関しても同様だったようで、剛が、「“達郎節”をどれぐらい入れるかって。最初一回、モノマネして歌ってから入れんねんな。そしたら、ちょうどいい具合に……」とレコーティングの裏話を披露する場面もあった。

また、7月から8月にかけて、東京と大阪でドーム公演「24451~君と僕の声~」を開催するKinKi Kids。サブタイトルの“君と僕の声”は、「Amazing Love」の歌詞の一部であることも明かされ、剛は、「これは、光一くんとっていうのもあるけど、スタッフさんとか、もちろん一番はファンの人」と、歌詞の真意を説明。「あおるわけじゃないけど、これ聞いたら、ホントみんな泣くかもね。すごい素晴らしい楽曲いただいたもんね。本当に感謝でございます」と、同曲について改めて語り、光一も、「本当にみなさんにご期待いただきたい」と自信を持ってアピールしていた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。