おすすめ比較サイト「Picky's」を運営するRentryはこのほど、電気代が高くなる夏本番に向けて電気代の節約方法についてインターネット上でアンケート調査を実施。調査結果をもとに作成した「電気代の節約方法ランキング」を発表した。
同調査は4月16日〜4月29日、電気代節約に興味のある人175人を対象にインターネット上でのアンケート調査を行い、解答をポイント集計。複数方法の解答があった場合、それぞれにポイントを加算した。
電気代の節約のために実際に行っている対策を回答してもらったところ、上位10策は以下の結果となった。
■1位:「照明や家電の電源をこまめに切る」
2位に2倍以上の圧倒的な大差をつけて1位にランクインしたのは、「照明や家電の電源をこまめに切る」だった。
アンケートの回答では、以下のものが寄せられている。
・「人がいない場所の電気は極力消すようにしています」(静岡県 40代 持ち家(一軒家))
・「日差しによって暗くなったり、明るくなったりしますが、明るさに応じてこまめにつけたり、消したりしています」(千葉県 60歳以上 持ち家(マンション))
・「夜不必要な照明は付けないようにする。アロマキャンドルの明かりを利用する」(沖縄県 20代 マンション等)
ただこまめに消すだけでなく、キャンドルや調光を利用するなどの暗い環境も楽しめるように工夫しているような対策が多く見られた。
■2位「使わない家電のコンセントを抜く」
2位にランクインしたのは、「使わない家電のコンセントを抜く」。ただ電源を切るだけでなく、待機電力を節約するために主電源やコンセントをオフにするといった対策もたいへん有効となる。
・「こめまにコンセントを外して待機電力なども使わないようにしている」(東京都 40代 マンション等)
・「テレビですが、就寝前に必ずコンセントを抜きます。この方法で結構節電になります。使わない時は電気製品のコンセントを抜く」(冷蔵庫以外)(千葉県 30代 マンション等)
・「消費電力を抑えるために主電源をきる」(北海道 40代 持ち家(一軒家))
普段からコンセントを抜くようにしている人もいれば、長期間家を開ける時だけ実施する人などさまざまな回答が寄せられた。
■3位「エアコンを使わないようにする」
3位にランクインしたのは「エアコンを使わないようにする」だった。家電の中でも一二を争う消費電力のエアコンは、賢く使用することで電気代対策にとても効果的だ。
・「エアコンの稼働時間を減らしたり、使わない電源はコンセントから抜いています」(広島県 20代 マンション等)
・「エアコンは電気を使いそうなので、使用は避けています」(埼玉県 40代 持ち家(マンション))
これから暑くなるにつれて熱中症の危険も高まる。体に無理のない範囲で節約をしてみてはいかがだろうか。
■4位「エアコン等の温度設定を高めにする」
4位にランクインしたのは「エアコン等の温度設定を高めにする」。3位に続いて、4位にもエアコン関連の回答が続いた。エアコンの使用を控えなくても、温度設定を少し高めに設定することで電気の使用を控えることができるだろう。
・「エアコンの温度を調整する」(埼玉県 30代 マンション等)
環境省によれば夏の室温は28°Cが推奨されている。3位の対策と同様に熱中症にも注意しながら節約に取り組んでみてはいかがだろう。
■同率7位「深夜に洗濯機を回す」
同率7位に並んだ回答の一つは「深夜に洗濯機を回す」だった。電気会社にもよるが、電力使用量が下がる深夜帯は電気料金が安くなる。消費電力が多い家電を深夜にまとめて使用することで電気代の節約につながるだろう。
・「深夜電力の午後11〜午前7時までが電気代が安いので、朝7時までにご飯を炊いたり、洗濯機の使用を心がけています」(埼玉県 30代 マンション等)
家電の使用量だけでなく、使用する時間帯でも節約になる可能性がある。まずは、家庭の電力プランが深夜料金に対応しているか確認してみよう。
■同率7位「LED電球等の節電アイテムを活用する」
同率7位に並んだ回答の2つ目は「LED電球等の節電アイテムを活用する」。使用している家電や照明器具を消費電力のすくないタイプに変更することで、使用する電力量を減らすことができる。
・「古い電化製品の買い換え、LED電球へ変える」(福岡県 50代 持ち家(マンション等))
家電量販店やインターネットでさまざまな種類の節電アイテムを手に入れられるので、交換するだけで節約につながる便利な対策だ。
■同率7位「家にいる時間を減らす・早く寝る」
同率7位の最後には「家にいる時間を減らす・早く寝る」がランクインした。そもそも家で起きている時間を減らせば電気を使わなくて済む。
・「夜更かししないで、なるべく早く寝るようにすること」(北海道 50代 持ち家(一軒家))
家にいる時間を減らすためにカフェに行くのも一つの策だが、節約する電気代を超えて消費してしまっては本末転倒になってしまうので注意が必要だ。
■8位「電力会社・電力プランの見直し」
8位にランクインしたのは「電力会社・電力プランの見直し」。2016年より電力小売が自由化されたことで、さまざまなサービスや料金形態の電力会社が生まれた。自分が使う電力量を把握することで、自分にあった電力プランを選べるようになった。
・「電力会社の切り替え、こまめな電源オフ」(北海道 40代 持ち家(マンション等))
電力会社によって使用量と電気代金の設定が違うため、比較して選ぶことが大切だ。
■同率10位「ソーラーパネル・燃料畜電池の導入」
ランキングの10位には「ソーラーパネル・燃料蓄電池の導入」が入った。電気自動車の普及やソーラーパネル等の設置コストの低下も相まって最近話題となっている。蓄電池は発電した電気を売ったり、夜間電力の活用や非常時の電力確保などに活用できる。
・「売電契約が、新しく更新されたので燃料電池を導入した」(愛知県 50代 持ち家(一軒家))
ソーラーパネルは設置コストもかかるが、電気の使い方が合えば大きく節約に貢献するかもしれない。
■同率10位「家族と同じ部屋で過ごす」
最後に10位にランクインしたのは「家族と同じ部屋で過ごす」だった。家族全員が同じ部屋で過ごせばその部屋のエアコンを動かすだけで全員が涼しく生活できる。エアコンの使用量だけでなく照明の使用量を減らすためにも家族と同じ部屋で過ごすことは非常に有効となる。
・「家族全員、リビングで過ごすようにしています」(東京都 50代 持ち家(一軒家))
家族が同じ部屋にいると電気代の節約になるだけでなく、コミュニケーションも増え、いいこと尽くめ。ぜひ実践してみてはいかがだろうか。