突然ですが「丁寧な暮らし」に憧れますか? インスタやツイッターに流れてくる、「上品で余裕のある生活」を感じさせる食べもの、調理器具などを使ったライフスタイルですね。加えて、北欧風とかのキーワードを入れたら、いっちょあがり。
殺伐とした日々をサバイバルし、日々癒やしが必要な筆者には必要かも。そんなこんなで、少し前から手動式のコーヒーミルを使っています。インスタントコーヒーでは、丁寧じゃあないですからね。毎日手でゴリゴリ豆を挽いて、100均のフィルターでコーヒーを落とす。うん、丁寧だ。多分。
水出しコーヒーという選択
でもこれだとホットコーヒーがメイン。夏が近づくにつれ、アイスにしたいけど、氷で冷やすと風味が少し損なわれる気も。「水出しコーヒー」という選択もありますが、抽出に時間がかかるのが難点。
時短で風味も楽しめる、何かいいアイテムはないかな、と探したところ、クラウドファンディングサイト「Makuake」で販売された「EPEIOS コールドブリューメーカー」という便利アイテムを発見しました。
抽出に数時間が必要な水出しコーヒーを10分に短縮! 時間に追われる現代人にはめちゃめちゃ刺さるスローガンを見ると試したくなりますよね。既に販売の受付は終了していますが、メーカーさんに無理言って製品を借り、自宅で試してみることに。
製品はメインユニット、カップ、ストレーナー、フィルターで構成され非常にシンプル。デザインもですが、こうした無駄を極力省いたプロダクトはいいですね。
そもそも、Cold Brew(コールドブリュー)とは低温、つまり水で抽出されたコーヒーを指します。低温で抽出するため苦味や渋味の素となる成分、カフェインなどが溶け出しにくくクリアであっさりとして飲みやすいのが特徴だそう。
充電式なので外でも使える
もう少しこの製品の特長を見てみましょう。使い方は簡単で、粉に挽いたコーヒー豆と水を入れて、ボタンを押して約10分放置するのみ。さらにバッテリーを内蔵しているので、自宅以外でも場所を選ばず使えます。
このように、使いやすさと機能性の両立は高ポイント。ちなみに充電はUSBなので、パソコンからの充電も可能ですよ。
また、抽出をする上で重要なポイントである「フィルター部分のメッシュ」は、一般的なメッシュよりも細かい120メッシュが採用。最も味と抽出効率のバランスが取れているそうです。
簡単に水出しコーヒーができる
それでは作ってみましょう。同社によると、「深煎りで中細挽きがオススメ」とのことですが、筆者のようなハンドミルレベルの低いユーザーでは、そこまで調整して豆を挽くことができません。
仕方なく、近所の珈琲専門店のイケメンスタッフに相談して、中煎りの中細挽きで豆を用意してもらいました。親切なお兄さんは、「今日から1日置いたほうが、より豆の味がしっかり出ますよ」と水出し珈琲ビギナーの筆者にアドバイスまで。
翌日、早速挑戦。説明通りに機材と挽いた豆をセットして電源オン。10分後にはできあがり。なんとも拍子抜けするほど簡単に抽出できました。
それではテイスティングしてみましょう。ぐびぐびと。水出しコーヒーは初めてなので、基準がお店のアイスコーヒーになりますが、香りは十分出ています。またコーヒー特有の酸味もあまり感じませんね。そして、コクも感じます。
ただ、イメージより味が薄い気が。どうしてだろう? と考えて、ふと煎り方が中煎りだったことに気付きました。もしかしたら、それも影響しているのかもしれません。
味の好みは人それぞれですし、最適な淹れ方を見つければ、簡単に「自分好み」のアイスコーヒーを楽しめますよ。そしてコーヒー以外にも、茶葉も水出しできるので、シロップ、ハチミツ、果物などを入れたフレーバーコーヒーやフレーバーティーなどにもアレンジが可能。これは丁寧感ある!
日程等は未定ですが、 一般販売の予定もあるそうなので、時短で水出しコーヒーを楽しみたいというコーヒー好きや、アウトドアでも飲み物に拘りたい方には選択肢の一つではないでしょうか。