マイナビが運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」はこのほど、「2022年5月度 正社員求人掲載数・応募数推移レポート」を発表した。
同調査は、「マイナビ転職」に掲載された求人の「掲載数」「応募数」の推移を調査。調査期間は、2022年5月1日〜5月31日。集計対象は、該当月における「マイナビ転職」に掲載開始された求人情報から、除外対象データ(雇用形態が正社員以外)を除き集計した。
計算方法について、月次推移は調査月の前年月の値を100%とし、各月の増減率を算出。前年同月比は、各月の前年同月を100%とし、増減率を算出した。
2022年5月の掲載数は、2018年平均を100%とすると122%に。毎年5月は掲載数がやや落ち着く傾向にある。とは言え2022年は120〜130%以上で推移しており、企業の採用意欲は引き続き高水準を保っている。応募数は2018年平均比で104.1%とやや回復している。
業種別の掲載数については、前月比 ・前年同月比共もっとも増加したのは「金融・保険」となった。 「金融・保険」業界の前年同月比を職種別にみると「管理・事務」は5倍に、「ITエンジニア」は2倍増えている。
業界別の応募数について、 前月比 ・前年同月比共にもっとも増加したのは 「公的機関・その他」となった。
2022年5月平均でもっとも伸びている職種は「公共サービス」で125.0%。応募数においても「 公共サービス 」が前月比202.7%と伸ばしている。案件数はそう多くないが、団体職員の案件が増えたことにより応募も増加したようだ。
「美容・ブライダル・ホテル・交通」も前年同月191.1%と掲載数が伸びており、応募数も堅調。詳細職種で見ると「ホテル・宿泊施設サービス」の案件が増加しており、海外渡航者の入国規制緩和を見越して、宿泊系職種での採用を増やしているものと思われる。