スマートフォンの手軽なコミュニケーションツールといえば、LINEなどのSNS系メッセージングサービスですが、まだまだ「電話」は現役です。事前に友だち登録しておく必要もなければ、文字入力のような使いこなしスキルを求められることもありません。電話番号はSMSを利用した本人確認に使われることもあり、今後もなくなることはないでしょう。
iPhoneの電話アプリは、iPhone初心者でもすぐに馴染めるほどわかりやすいユーザインターフェイスを備えていますが、「本当に電話が切れたかどうか」がわかりにくい、という声を聞くことがあります。固定電話のように受話器を置くなど物理的な機構はなく、発着信の処理はソフトウェアで行われますから、ひょっとしたらつながったままなのでは...と不安になるかもしれません。
iOS 15の現在、電話が切れたかどうかの確認は電話アプリの状態が「全画面」か「バナー」かで異なります。電話アプリを起動して発信した場合、ロック中に着信を受けた場合は全画面表示ですから、赤い切断ボタンをタップすればOKです。全画面表示が終われば、電話回線は確実に切断されています。
もうひとつの「バナー」は、少しわかりにくいかもしれません。iPhoneの操作中に着信があると、通知バナーが画面上部に現れますが、応答ボタンをタップするとバナーは緑の受話器に姿を変え画面左上の時刻欄に重ねて表示されます。つまり、時刻欄が緑色であれば電話回線がつながった状態で、そうでなければ切断された状態です。
なお、通話相手が電話を切ると緑の受話器は姿を消し、時刻は通常の状態(黒)に戻ります。自分から電話を切る場合は、緑の受話器/時刻をタップして全画面表示に切り替え、赤い切断ボタンをタップすればOKです。