セイコーウオッチの「プレザージュ」ブランドから、白磁の有田焼ダイヤルを採用した新作(SARX095)が登場した。価格は198,000円。
プレザージュの時計はこれまでも有田焼ダイヤルモデルをラインナップしてきたが、今回のSARX095では立体的な湾曲が印象的な白磁の有田焼ダイヤルを初めて搭載した。創業190年以上の老舗「しん窯」に所属する陶工、橋口博之(はしぐちひろゆき)氏が監修を務め、約1mmという薄さに挑んだという有田焼ダイヤルで柔和な高低差を表現している。
ダイヤル表面は、陶磁器と同じ釉薬による仕上げ。滑らかな光沢と印影を出し、青のローマンインデックスと時分秒針によって彩りを添えた。この有田焼ダイヤルは、従来の4倍という強度を持つ磁器素材。1,300℃の高温で焼成され、複数の施釉(釉薬をかけること)と焼成を重ねている。
ケースとブレスレットの素材はステンレススチール、ケースサイズは径40.5×厚さ12.4mm、風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス、裏ぶたはシースルーバック、防水性能は10気圧。手巻き付き自動巻き機械式ムーブメント「キャリバー 6R31」のパワーリザーブは約70時間。