劇団EXILEの鈴木伸之が、俳優の吉田鋼太郎が主演を務めるテレビ朝日系スペシャルドラマ『監察の一条さん』(29日20:00~※一部地域を除く)に出演する。

  • 左から鈴木伸之、吉田鋼太郎、吉岡里帆=テレビ朝日提供

全力で“テヘペロ”したり、少し古めな“JK用語”を乱発する一見ヤバめでゆるふわだけど、実は凄腕の監察官・一条善太郎(吉田)と、捜査一課から異動してきたかなり年下の壮絶ツッコミ系毒舌美人上司・結城まりあ(吉岡里帆)が“最高にキュートでポップなゆるふわ監察官バディ”を結成。一条流・性善説ありきのアプローチでほっこり連続殺人事件を解決していく新感覚ミステリー『監察の一条さん』。

今作は恋愛要素も見どころとなっており、『今日から俺は!!』(18年)、『東京リベンジャーズ』(21年)、『恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~』(21年)、『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』(22年)、『悪女(わる)』(22年)など話題作への出演が続く鈴木が“完璧すぎる王子様刑事”に扮することがこのたび発表された。

鈴木が演じるのは、警視庁捜査一課に所属するイケメン長身エリート刑事で、まりあとバディを組んでいた椎名一樹。次から次へと手柄を立てて出世街道まっしぐらという人物だ。物語の冒頭、新郎から結婚式を当日ドタキャンされ、捜査一課の仲間から腫れ物扱いされるまりあに対しても、誰より優しくあえて気を遣いすぎずにフランクに接するなど、とにかくデキた人間となっている。まりあの頭を優しくポンポンしたり、酔っ払ったまりあを爽やかにおんぶしたり、さりげなくサシ飲みに誘う椎名だが、そこへ一条も参戦!? 王子様刑事の行動に注目だ。

そのほかのキャストもあわせて発表された。監察係長として類まれなる手腕を発揮する松岡瑠璃子を演じるのは南果歩。部下である一条の一番の理解者で、一条にブチギレるまりあのことも絶妙なスタンスでフォローするなど、まさに理想の上司というべき女性だ。一条&まりあが観察対象として追う不倫疑惑の警察官・大木康晴を演じるのは菅原大吉。加えて、矢柴俊博(監察官・諏訪 役)、伊島空(監察官・笹塚 役)、金山一彦(捜査一課刑事・相良 役)、木村了(捜査一課刑事・細田 役)、山田純大(管理官・近藤 役)も出演。さらにこのたび、60秒の予告動画も公開された。

■鈴木伸之(椎名一樹 役)コメント

実は撮影当時、初めて拳銃を構えて撮影したのですが、撮影では弾も何も出ないオモチャみたいな拳銃と、空気だけ出るガス弾、発火もする拳銃の3種類を用意していただいたのが、すごく新鮮で怖くもあり……ドキドキしました!

そんな中、今回は恋愛要素もたくさんある役柄。衣裳合わせのときにスタッフさんから「日曜劇場のような柔らかさと、月9のような“きゅんきゅん”をお願いします」と言われたので、あまり硬くなりすぎず、人間味のあるキャラクターにしていけたらいいな、と個人的に考えていました。吉岡里帆さんとは初共演ですが、“頭ぽんぽん”や“おんぶ”もすごくいい感じでできたんじゃないかな、と(笑)。特に“おんぶ”はいいシーンになっていると思うので、世の女性の皆さんに喜んでいただけたら、うれしいです。

今回は吉岡さん演じるまりあに思いっきりビンタされるシーンもあります。台本では1回きりのビンタで、吉岡さんも「ビンタは舞台で慣れているので安心してください。一発で絶対決めるので」とおっしゃったのですが……。実際、吉岡さんのビンタは完璧だったんです。でも、監督もいろんな角度からの画が欲しい象徴的なシーンなので、「鈴木くん、あと2、3回はいくよ」って言われ、僕も「分かりました!」と。結果、靄がかかるくらい寒い山奥でバチーンと4、5回いただき、泣きそうになりました(笑)。

今回は『今日から俺は!!』のときは残念ながら共演シーンがなかった吉田鋼太郎さん、そして“きゅん”とビンタを共有した吉岡さん――とても気さくなお二人との撮影が本当に楽しかったです。鋼太郎さんのアドリブもたっぷり堪能させていただき、あっという間に感じるほど充実した撮影でした!