元雨上がり決死隊の宮迫博之が15日、YouTubeチャンネル『宮迫ですッ!【宮迫博之】』に出演。動画「【お仕事ください】役者から声優もこなす宮迫のポテンシャルを改めて紹介します」内で、「ターニングポイントになった」という劇作家・野田秀樹との出会いを語った。
野田からオファーを受け、NODA・MAP第8回公演『カノン』(00)に出演した時のことを振り返った宮迫。当時の宮迫はNODA・MAPを詳しくは知らず、また上京して東京の深夜番組に主戦場を移したばかりの頃だったこともあり、3カ月間の拘束期間が発生する舞台には「『出ることはできません』って断ってた」と話す。
そもそも、当時の野田の事務所の社長が、宮迫が大阪時代に出演していた『怒涛のくるくるシアター』(読売テレビ)を観たのがオファーのきっかけで、彼女に誘われる形で数回、野田の舞台に足を運んだことも。しかし、宮迫はあろうことかそこで眠り落ちるという「とんでもない失礼なこと」をしてしまったそうだ。
そうした経緯がありながらも、頑なに舞台出演を断っていると、野田と初対面を果たす機会が訪れる。すると、野田から「ていうか、お前寝てたな?」と指摘が。焦る宮迫だったが、野田は一切怒っている様子はなく、「一回一緒に舞台に行こう」と舞台に上げられ、その場でセリフ読みを行ったという。そしてその後、「やっぱり使いたい」という連絡が改めて事務所に届くことに。
宮迫はそれでもまだ断るつもりだったが、大崎洋氏(現 吉本興業ホールディングス代表取締役会長)から「アホかお前!」「天下の野田秀樹の舞台断る若手がおるか!」と言われ、最終的に出演することになったと明かした。
思いがけぬ出演だったが、この舞台出演がきっかけで、他のドラマ・映画出演につながったほか、一緒に同舞台に出演した元相方・蛍原徹がトレードマークのマッシュルームヘアになるなど、コンビにとっての転機に。宮迫は「ターニングポイントになった」「むちゃくちゃ恩義ある」と興奮気味に語った。