メディア・インテグレーションは、ソニーの音楽ソフトウェア開発会社「Virtual Sonics」の子会社である「Audio Futures」の360 Reality Audio制作ツール「360 WalkMix Creator」の販売を2022年6月20日より開始する。価格は64,900円。
360 WalkMix Creatorは、360 Reality Audioフォーマットの作品を主要なDAWで制作可能とするプラグイン。VST3、AAX、AUに対応し、360度全方向から聴こえる立体的な音楽を作れるようになる。モニターシステムが整ったスタジオに限らず、ヘッドホン・モニタリングでも作業が行えるので、パソコンとヘッドホンがあれば楽曲制作に没入できる。当初、発売予定を3月中旬としていた製品だ。
今回発売となるVersion 1.2の主な新機能は以下の通り。
- 作品の納入フォーマットでの出力のためのエンコーダーを搭載
- スタンダード・エクスポート・フローでのMPEG-H (.MP4) での出力機能搭載(納品フォーマットでの出力機能)
- Focusビューでのフェーダー及びメーター視認性の向上
- パラメーターのネーミングの改善
- 7.1.2 トラック・インポートの適正化
- 不具合の改善および安定性の向上
発売にあわせて、6月23日にオンラインセミナーを開催。講師にエンジニア・米津裕二郎氏を迎え、360 Reality Audioを制作するワークフローやテクニックをマルチトラック音源を使って解説していく。