OPPOブランドのスマートフォンを展開するオウガ・ジャパンは6月17、日本向けのスマートフォン「OPPO Reno7 A」を発表しました。本稿では、発表会会場で触ることができた実機のファーストインプレッションをお届けします。

  • OPPO Reno7 A

    OPPO Reno7 A。光を反射して光沢を感じさせながら、さらりとした手触り

  • OPPO Glowの表面加工

    微細な磨りガラスのような光の反射をします

OPPO Reno7 Aは、Reno Aシリーズの4世代目。これまでも日本向けのスマートフォンとして防水防塵、おサイフケータイをサポートしており、今回もそうした機能は踏襲されています。

  • Reno Aシリーズラインナップ1
  • Reno Aシリーズラインナップ2

    Reno Aシリーズのラインナップ。Reno AやReno3 Aは光沢のある背面でしたが、Reno5 Aからは反射が落ち着き、Reno7 Aはさらに落ち着いたトーンになりました

サイズ感はちょうどよく、大画面で使いやすい印象です。6.4型と大画面なので、さすがに片手でも使いやすいというわけではありませんが、フラットなボディは持ちやすく、背面も滑りやすいわけではないので、しっかりとホールドできます。

  • ディスプレイ

    フルHD+(2,400×1,080)なので、アスペクト比は20:9。もっと縦長のスマートフォンもありますが、横幅を広げずに画面を大きくできます。横幅が短くできるので、画面の大きさの割には持ちやすいサイズです

  • 背面

    背面には大きくメイン広角カメラ、超広角カメラを備え、小さなマクロカメラも搭載しています

  • スターリーブラックの背面

    スターリーブラックの背面。指紋も目立たず、光が当たると表情が変わります

  • ドリームブルーの背面

    ドリームブルーの背面。淡いブルーで落ち着いたカラーです

背面は光の加減で表情が変わり、見た目の良い表面処理になっています。全体としてちょっと最近のiPhone風のデザインですが、この処理により差別化できています。

  • 右側面
  • 左側面

    本体側面。電源ボタンとボリュームボタン、SIMスロットを備えます

  • 天面
  • 底面

    天面と底面。イヤホン端子があるのは、最近では珍しいかもしれません

メインカメラは前モデルが有効画素数6,400万画素だったのが、4,800万画素になりました。4つのピクセルを1つのピクセルとして使うピクセルビニングで、標準ではそれぞれ1,600万画素、1,200万画素で記録します。

6,400万画素や4,800万画素という高画素での撮影はどちらにせよあまり高画質にはなりません。その意味では、ピクセルビニングで1,200万画素でも、一般的な撮影では十分でしょう。

  • トリプルカメラ

    トリプルカメラを搭載。Reno5 Aは深度測位用のモノクロカメラを備えていましたが、これは省かれました

  • カメラ部の出っ張り

    2段階で出っ張っているせいか、カメラの出っ張りはそれほど大きくは感じません

  • カメラのUI

    カメラのUIは一般的なもの

  • ポートレートモード

    ポートレートモードも搭載しています。人物と背景に距離がある状況ではないので、人の顔を認識して、それ以外をぼかしています

カメラの機能としては、あまり突飛な機能はないようですが、日常を撮影する分には十分でしょう。

  • インカメラ

    インカメラはパンチホール型で、有効画素数は1,600万画素

OSはAndroid 11ベースのColorOS 12ですが、すでにAndroid 12ベースの開発は始まっているそうです。nanoSIM×2にeSIMも備えたデュアルSIM対応で、使い勝手の良いスペックとなっています。

ネットワークとしては5Gを含めた幅広い周波数帯に対応していますが、NTTドコモが使うn79をサポートしない点は残念なところ。Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)も非対応です。ただ、おサイフケータイはサポートしているので、一般的な用途で困ることはなさそうです。

  • Reno7 Aの機能まとめ

    Reno7 Aの機能まとめ

価格はオープンマーケット版で44,800円。ミドルクラスとしては安価な部類ではありませんが、スペックとのバランスが良さそうな製品に仕上がっています。