サイキンソーは6月17日、「日本のお父さんの腸内フローラ事情」についての分析レポートを公開した。同レポートは、腸内フローラ検査サービスMykinso(マイキンソー)利用者の中からお父さんに該当する1,722名を抽出。期間は、2015年8月~2022年5月までに登録されたデータを2022年6月1日~15日にかけて分析したもの。

健常者2,664名とお父さん1,722名の腸内フローラ判定を比較したところ、お父さんの約半数が平均のC判定以下で、4人に1人がディスバイオーシス予備軍(D判定)またはディスバイオーシス状態(E判定)という結果に。

また、お父さんに該当する方の保有する菌種にはどのような特徴があるのかを調べたところ、2人に1人がフソバクテリウムを保有していることが明らかになったという。フソバクテリウムは、マイキンソーでは「要注意菌」として検出しているとのこと。喫煙や飲酒、運動不足などによって保有率が上昇する傾向があり、大腸がんや大腸ポリープのバイオマーカーになり得るという研究もあることから、大腸がんリスク判定の指標にも利用しているそうだ。

さらに、食習慣や嗜好品、運動頻度といった生活習慣に関して聞いたところ、1位は「喫煙習慣がある」、次いで「食の好み:塩辛いもの」、「直近1ヶ月の平均就寝時刻が深夜1時以降」という結果になった。

一方、お父さんに該当する方の回答項目から腸内フローラ判定の良い判定(A,B判定)に相関が強い回答項目を集計したところ、良い腸内環境のお父さんは日頃から運動をする習慣があり、食事にも気を使っていることが伺えた。