阪急交通社は、9月23日に開業する西九州新幹線「かもめ」に乗車する旅行商品を6月15日から順次販売開始すると発表した。関西(新大阪・新神戸)・羽田・博多から出発する3コースを設定する。
関西発の商品は、博多駅から「リレーかもめ」「かもめ」を乗り継ぎ、長崎駅で下車。山陽新幹線・西九州新幹線に加え、九州新幹線にも乗車し、3つの新幹線を楽しめるほか、多比良港から長州港までフェリーを利用するなど、変化に富んだ乗車・乗船体験を予定しており、長崎県・熊本県・宮崎県の3県にわたる豊かな自然を満喫する行程となっている。3泊4日で、旅行代金は10万円(2~4名1室利用時の1名料金)。
羽田発の商品は、武雄温泉駅で「かもめ」に乗車し、長崎駅で下車。武雄市図書館や武雄神社の大楠を見学するほか、2020年に誕生したガラス張りのスロープカーに乗車し、稲佐山の展望台から夜景を鑑賞する。2日目の長崎観光では、昨年リニューアルオープンした長崎内外倶楽部での昼食や、ハウステンボス散策など組み込んだ。2泊3日で、旅行代金は10万円(2~3名1室利用時の1名料金)。
博多発の商品は、開業初日の列車を利用する長崎日帰り旅行として設定。博多駅から「リレーかもめ」「かもめ」を乗り継ぎ、長崎駅で下車する。長崎市南山手地区を自由散策した後、島原鉄道の諫早~島原間で特別に貸切運行する観光列車「しまてつカフェトレイン」に乗車。列車内でランチとスイーツを楽しんだ後、「日本一海に近い駅」大三東駅で下車する。その後、新大村駅から「かもめ」「リレーかもめ」を乗り継ぎ、博多駅へ帰着する。旅行代金は3万9,800円とされている。各商品とも阪急交通社のサイトにて、順次販売される。