夏日が増えてきた昨今。梅雨入りが各所で発表されているとはいえ、晴れ間が少しでも見えたら外出したくなりますよね。
20インチのコンパクトな電動アシスト自転車、ヤマハの「PAS CITY-X」は、通勤はもちろんのこと、ちょっとした街乗りにも良いサイズ。今回は「PAS CITY-X」に乗って、2時間程度の都内巡りをしてきました。
電動アシスト付き小径車「PAS CITY-X」
「PAS CITY-X」(メーカー希望小売価格 134,200円)は、小回りの利く20インチのコンパクトモデルの電動アシスト自転車。スポーティとカジュアルを両立したおしゃれなデザインで、カラーバリエーションは、マットアンバー2、マットネイビー、ミラーシルバーの全3色と、男女問わずファッションに馴染みやすい仕様です。
ハンドルは、スポーティなポジションをキープするセミストレートハンドル。 右手では内装3段変速のギアを簡単に操作でき、左手の液晶ファンクションメーターで、アシストモードの変更や、バッテリー残量、残りアシスト走行距離、スピードを確認できます。
男女問わず乗りやすいサイズ感とスポーティーなデザインの「PAS CITY-X」で、東京・千代田区の竹橋駅から東京駅、銀座、日本橋、秋葉原を経由しながら上野恩賜公園を目指していきたいと思います。
東京メトロ竹橋駅から東京のシンボル 東京駅丸の内駅舎を目指す
まずはマイナビニュース編集部のある東京メトロ竹橋駅から東京駅の丸の内駅舎に向かいます。この日の東京の最高気温は31度と真夏日の気温でした。
11時15分に竹橋駅を出発し、内堀通りから行幸通りを通る平坦な道を進んでいきます。
「PAS CITY-X」の電動アシストは、パワフルな「強モード」、自動で切り替えをしてくれる「スマートパワーモード」、節電して走行距離を伸ばす「オートエコモード プラス」の4モード。アシストモードなしでも、自転車の重さを感じずに走行できますが「オートエコモード プラス」を入れるとより滑らかになり負担を感じずに漕ぐことができます。
東京駅を目指す途中にアシストモードを試しながら走行していたのですが、「強モード」や「スマートパワーモード」にすると、平坦でなだらかな道ではアシストの力が余ってしまい、強く引っ張られているような感覚に。勾配がない場所では「オートエコモード プラス」がちょうど良い力加減に思えました。
アシストモードを試したり、景色を見ているとあっという間に東京駅に到着しました。忙しないイメージの東京駅ですが、平日の昼間は人通りも少なくのどかな気持ちになれます。
東京駅から銀座四丁目交差点へ
11時30分に東京駅から大名小路を直進し、数寄屋橋交差点で曲がって晴海通りを進んでいきます。東京国際フォーラムあたりから人通りが増え、人の声やビルからの音、電車や車が通る音など、普段意識しなかった街の音の変化も楽しみながら走っていました。
約15分で銀座4丁目交差点に到着。ここからは中央通りをひたすらまっすぐ進み、最終ゴールの上野恩賜公園を目指していきます。
中央通りを直進し、まずは日本橋に
11時45分に銀座4丁目交差点を出発し、中央通りをひたすらまっすぐ進んでいきます。中央通りも際立った坂はないので「オートエコモード プラス」のまま走行。自転車での漕ぎ疲れは一切なく、一定のスピードでスムーズに走ることができました。
銀座に到着するまでは緑があったので涼しさはあったのですが、中央通りは日陰もなく、ビルとアスファルトの照り返しとの戦いに。京橋の手前あたりから近代的なビル群から歴史ある建物に景色が変わっていく様子を眺めていると、15分ほどで日本橋に到着しました。
神田の高架下を通過して秋葉原へ
12時に日本橋麒麟像前から秋葉原へ向かいます。レトロで大きな建物を抜け、室町を過ぎたあたりから賑やかな街並みに。景気の移ろいを楽しみながら進んでいくと、お昼時ということもあり、ランチを買い求める人が多く歩いていました。
12時08分に神田駅を通過し、秋葉原方面に向かっていると、少しずつ秋葉原らしいサブカルチャーの雰囲気になってきました。ここまでの道のりにも坂はなく、ただペダルを漕いでいるだけで優しく引っ張られるように進んでいき、あっという間に万世橋に到着。
目的地の上野恩賜公園までラストスパート
12時15分に万世橋を出て、賑やかな家電量販店を抜けていきます。たまにメイドさんが立っていたり秋葉原らしい空気感を楽しんでいると御徒町の百貨店や上野駅前の家電量販店が見え、あっという間に上野に到着しました。
ここまで30分くらいかな? と思って時計を見ると、すでにスタートして1時間以上が経過。疲れを全く感じずに目的地に辿りつくことができました。
竹橋駅からここまでの所要時間は72分。アシストモードがあったからか全く疲れがなかったので、まっすぐに戻らず、神田明神に参拝してから編集部に帰ることにしました。
編集部に戻る前に神田明神で参拝
12時27分に上野恩賜公園を出発し、不忍通りから池之端一丁目を曲がり、神田白山線を通って妻恋坂の交差点を目指していると、脇道にやっと坂が現れてきました。電動アシスト自転車に乗ってるからにはそのアシストモードを試してみたいと思い、妻恋坂を曲がり蔵前橋通りに出て清水坂下に入ると念願の坂が現れました。
「オートエコモード プラス」だと多少力を入れないと登りづらいですが、自動でアシストを切り替えてくれる「スマートパワーモード」であれば平坦な道を走っているような感覚。なだらかにアシストが入ってくれるので、急に引っ張られる感じもなく、快適にアシストしてくれます。
湯島聖堂前を曲がり、中山道を進んでいくと神田明神に到着しました。少しの時間ではありましたが、神田明神の神聖な空気感、真っ赤な隨神門と青空のコントラストに癒されます。
12時52分に神田明神を後にし、本郷通り、靖国通り、白山通りを通って、13時10分に竹橋に戻ってきました。約2時間の街乗りはあっという間で、普段自転車で行くことのない場所を巡るルートということもあり、新鮮でリフレッシュできる時間となりました。
電動アシスト自転車での街乗りだったので、脚の疲れもお尻の痛みも感じることなく、運転に集中しながら街の景色を楽しめるので、通勤だけでなく散歩感覚で外の空気を味えます。
本格的な夏が始まるまで後少し。 晴れた日のちょっとしたリフレッシュとして街乗りを取り入れてみたら、いつもの景色が違って見えるかもしれません。