スタイルポートは6月14日、マンション購入時の行動変容に関する調査の結果を発表した。調査は5月30日〜6月1日、コロナ禍で地方政令指定都市の居住用新築マンションを購入したX世代(40代〜50代)111人を対象に実施したもの。
まず、特定のマンションを具体的に購入検討した際に参考にした媒体について聞いたところ、「YouTube」が59.5%で最も多く、次いで「Instagram」(53.2%)、「Twitter」(52.3%)が続いた。「ブログ」と回答した人も40.5%いた。
SNSやブログを参考にした人にその理由について尋ねてみると、「リアルな口コミを見ることができるから」が57.0%で最多となり、以下「現地になかなか行けないため、他の人の声を参考にしたかったから」(55.0%)、「情報量が膨大だから」(52.0%)という結果となった。
次に、マンションを購入した際に住んでいたエリアについて聞いたところ、「購入したマンションと異なる都道府県」と答えたのは都心部(17.1%)と地方部(5.4%)とで合わせて22.5%であった。
県外のマンションを購入した人に、コロナ禍で地方(政令指定都市)のマンションを購入したきっかけを尋ねてみた。すると、60.0%が「より生活に便利、居住に快適なマンションがいいと思った」、52.0%が「家族や親戚の近くに住もうと思った」と回答した。
また、同じエリア・都道府県のマンションを購入した人にも同様に質問すると、48.8%が「もともとコロナ禍前から購入を検討していた」、47.6%が「より生活に便利、居住に快適なマンションがいいと思った」と答えている。
マンション購入検討時にマンションギャラリーに行ったか尋ねると、「行った」が84.7%、「行かなかった」が12.6%という結果となった。マンションギャラリーに行った際に感じた不満について聞いてみると、46.8%が「訪問日時の調整や予約作業が面倒」、46.8%が「マンションギャラリーに足を運ぶのが面倒」、44.7%が「感染症予防のため外出を控えたかったが、訪問せざるを得ない」と回答した。
情報収集・検討を行う際に全ての部屋タイプをVRで内覧することができたら、購入時の意思決定がもっとスムーズにいったと思うかを尋ねると、46.9%が「非常にそう思う」、40.5%が「ややそう思う」と回答した。