お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が12日、自身のYouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「三島由紀夫賞に落選した瞬間、用意してたジャケットをバレないように…若手時代にお世話になったペヤングをいまだに…人間らしさ全開!【百の三 「人間」とは何か?(2)】」内で、ある劇団の打ち上げで体験したシュールな出来事について語った。

ピース・又吉直樹

同チャンネルでは今回、「人間」をテーマに、100の答えから会心の答えを3つ絞り出す企画「百の三」を実施。そのなかで、又吉が7~8年前に経験したという、ある劇団の打ち上げに参加した際のエピソードを語り始める。

観劇したことがきっかけで、その劇団の打ち上げに参加した又吉。そのなかのひとりの女優が偶然にも飲み仲間で、「もう一軒行きます?」と誘い、飲み直す流れになったという。又吉としては単なる飲み仲間で、なおかつ「全員その会話を聞いてるはず」のシチュエーションだったため、他の面々も一緒に来てくれると思っていたのだが、その時はまだ他の人たちと関係が深くなかったため、男女の意味合いで「又吉が誘った」と勘違いされることに。

その結果、「『じゃあここで』って解散したあと、僕とその人だけ残って、あとみんな『お疲れ様でした』って信号を渡っていって、まっすぐ歩いていったんですけど」「全員、一回も後ろを振り返らなかったんですよ」と、8人もいたにもかかわらず、不自然な解散になったという。

「空気を読んで」「気をつかってくれたんでしょうね」と気遣いをありがたく思いつつも、又吉としては彼らの不自然さが面白かったようで、「普通やったら、あんなお芝居うまい人たちやったら、普通の人間8人が駅に歩いていく時に誰かは振り返ったり、こんなん(手を振ったり)したりあるじゃないですか」「全員が背中を僕たちに向けたまま、駅のほうに歩いていって」「あんなお芝居うまい人たちがめちゃくちゃ下手でしたもん」と、しみじみと振り返った。