serendipityは6月14日、「毒親」に関する調査結果を発表した。同調査は6月3日、全国の25歳以上60歳未満の親3,000人を対象に、インターネットで実施した。
そもそも「毒親」とは、過干渉や過保護、過度な支配・管理、または価値観の押し付けなどによって、子どもに悪い影響を与える親のことを指しているとのこと。
はじめに、「言うことを聞かせようと命令や指示をする」「しつけが厳しすぎる」などの例を挙げ、現在または過去に自分の子どもに対しての言動で、思い当たることについて調査。その結果、最も多かったのは「思い当たることはない」(全体:47.3%、父親:53.7%、母親:40.9%)だった。
一方、思い当たることでは、「言うことを聞かせようと命令や指示をする」(全体:25.9%、父親:21.6%、母親:30.1%)が最も多く、次いで「過保護だと思う(何でも自分でやってしまう)」(全体:22.8%、父親:15.7%、母親:29.9%)、「子どものすることや交友関係、仕事などを把握・管理していたい」(全体:10.7%、父親:6.3%、母親:15.2%)と続いた。父親よりも母親の方が思い当たる人の割合が多かった。
もしかして、自分は子どもにとって「毒親」なのかもしれないと思ったことがあるか尋ねたところ、約3割が「あまりない」(全体:30.3%、父親:29.9%、母親:30.7%)と答えたものの、全体の27.5%と約3割が「たまにある」「よくある」と答えている。
父・母別に見ると、母親では「たまにある」(全体:23.5%、父親:16.5%、母親:30.5%)、父親では「まったくない」(全体:25.7%、父親:31.8%、母親:19.5%)も多く、父親と母親で差があることがわかった。
現在の子どもとの関係について聞くと、8割弱が「良い」(全体:43.3%、父親:40.9%、母親:45.7%)、または「どちらかと言うと良い」(全体:35.1%、父親:32.1%、母親:38.0%)と答えた。