本格的な梅雨シーズンが到来し、傘の出番が増えてきましたね。そんな中、注目を集めているのが、おると 整形外科医(@Ortho_FL)さんの切実なツイート。梅雨時は毎日のように使う傘ですが、持ち方によっては思わぬ“凶器”になってしまうというのです。

  • (@Ortho_FLより引用)

雨が続くので再度ツイートしますが、傘の横持ちはちょうど子供の顔の高さになることが多いので本当にやめて欲しい

眼に当たることも多く非常に危険です

金属製の傘が当たり、顔に傷を負った女児を診察したこともあります

必ず傘先の方向に注意し、人に当たらない持ち方をしてください(@Ortho_FLより引用)

街中を歩いてみると、こうした「傘の横持ち」をしている人は思いのほか多いものです。もちろん横持ちをしている本人に悪気はないのでしょうが、思わぬ事故が起こってからでは遅いですよね。

おると 整形外科医さんの注意喚起に対して、リプライや引用リツイートでは「いるいるー! 危ないよね」「これ俺もあった。もう少しで先っぽが目に入って失明するところだったし」「大人でも怖いです。杖ユーザーですが杖払われそうになったことあります」「これ、ほんとに多いから困ります。しかもむやみやたらと前後に振って歩くんですよね」など、「危険な目に遭った」「本当にやめてほしい」という共感の声が殺到。

一方で「肝に銘じておきます。僕もよくやっているので、気をつけないといけませんね」と、横持ちをしてしまっていたという人からの反省の声もありました。

今回のツイートに集まったコメントを見ると、傘の横持ちに対して日頃から憤慨していた人が非常に多いことがよくわかります。傘の横持ちをする人について、「周りが見えていない」「自分本位」といった辛辣な意見も少なくありません。

今回注目を集めたツイートは「子どもの顔の高さと同じになって危険」という内容でしたが、階段やエスカレーターなど段差がある場所では、相手が大人であっても眼に当たる可能性があります。特に、傘の横持ちをした状態で腕を振ってしまうとなおさら危険。こうなるともはや、歩く“凶器”でしかありません…。

もし「あれ、自分どんな傘の持ち方してたっけ?」と思ったら、無意識のうちに横持ちをしていた瞬間があったかもしれません。「人の振り見て我が振り直せ」といいますが、傘を持つときは、改めて周囲の人への配慮を忘れないようにしたいものですね。

なお、整形外科医のおるとさんは医師転職・バイト・フリーランスについてのブログ「フリドク」も運営されているほか、Twitterでは一般的に医療をわかりやすく解説するツイートも投稿されています。