日頃からSNSで可愛らしいペットの様子を見ていると、自分も飼いたいなと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、可愛いからという理由だけでは飼い主は務まりません。ご飯やトイレのお世話、何かあったら病院へ連れて行くなど、命を任せられているという責任が伴います。その責任の大きさを例えたキシイーヌさん(@kishidog)のツイートが話題を呼んでいます。

前から言ってますけど

大型犬1頭を家庭に迎え入れることは「小学4年生の無邪気で可愛い子供1人分」ぐらいの賑やかさ楽しさ経済面での負担増で

超大型犬1頭を迎え入れるのは「家事や仕事をせずに毎日家で寝てばかりいる愛すべき配偶者1人分」ぐらいの存在感と安心感と経済面での負担増になります
(@kishidogより引用)

  • (@kishidogより引用)

命を預かることに対して責任が伴うということは頭では理解できますが、実際にどのくらいの負担になるのか中々想像できませんよね。キシイーヌさんのツイートではそれがとても分かりやすく例えられているので、ペットを飼ったことのない方でもイメージが湧きやすいのではないでしょうか。

こちらのツイートに対して「分かりやすい! 最初はちっこいけど、一瞬で大きくなるしお金もかかりますもんね。」「おっしゃる通りです。わかりやすい例えですね。これをペットショップに掲示してほしい」「前の犬はバーニーズマウテンだった。経済負担は医療費がかかる小学生の子供分ぐらいあったなあ……」「割とそのくらいの覚悟が必要。トイレ覚えさせるまでは、要介護おばあちゃん1人増える位の負担増。」といった共感の声が寄せられています。

投稿主であるキシイーヌさん(@kishidog)は、セントバーナードを飼っているそう。超大型犬との生活について、お話を伺いました。

ーーこのツイートをされたきっかけなどがもしあれば、教えていただけますでしょうか。
私はセントバーナード親子が看板犬をつとめるカフェを営んでおります。ご来店されるお客さんの中に、これから大きな犬を飼い始めたいとおっしゃる方が時々いらっしゃいまして、私の飼育経験などをお話ししております。

私自身はセントバーナードは35年ほど飼育を続けておりまして、日々当たり前のように感じていた「犬は、人間の子供や配偶者と同じ感覚で育てる必要がある」という話をしたところ、とても興味を持って聞いてくださったので、Twitterでも同じことを呟いてみようかなと思った次第です。

ーーセントバーナード2頭を飼われているということですが、お世話の中で最も大変だと思うことはどんなことですか?
ヨダレを拭いてまわることと、年2回の換毛期に抜け毛をブラッシングして抜いてやることです。

ーー反対に、犬がいてよかったと思うことについても教えてください。
とても大きな心の支えができたことです。 これは犬を飼育されているかたなら誰でも感じていることだと思いますが、犬は飼い主と深く相思相愛の関係を築くことができる生き物なので、自分の人生にとても重要な心の拠り所ができることだと思います。実際に自分が生きてきた中で仕事も遊びも人間関係も常に犬の存在が中心になっていて、そういう生き方が出来ている事を自分でも本当に気に入っているので、犬と共に暮らせる人生を歩めて本当に良かったと思っています。

ーー今回のツイートに多くの共感の声が寄せられいますが、率直な感想を教えていただけますでしょうか。
本当にたくさんの方が共感してくださっているのがとても嬉しいです。実際にご自身の愛犬とのつながりに置き換えて考えてくださっている方や、犬をまだ飼っていなくても責任を持って飼育することの大切さを真剣に考えている方がたくさんいらっしゃるのが嬉しかったです。

Twitterという世界では日々、辛辣な意見をよく目にしますが、今回は犬を飼っている人も飼っていない人も、みんな優しい…というか、ちゃんと命と向き合って考えているんだなぁということを感じることができたので、なんだかホッコリと感動しました。


今回のツイートで大型犬のみならず、ペットを飼うことについて考えさせられたという人もきっと多いはず。ペットを迎えるときは責任をしっかり持ちながら、毎日楽しく暮らしたいですね!