エヌピーディー・ジャパンは6月14日、NPDセンチメント・スタディより、スポーツシューズ・スニーカーに関するレポートを発表した。

所有数、「3足以下」が8割弱

  • スポーツシューズ・スニーカー所有数

NPDセンチメント・スタディは、エヌピーディー・ジャパンが行う自主企画調査で、フード・スポーツ・トイ・ビューティーの4部門について、日本のトレンド調査を行っている。今回の実施期間は2022年4月(四半期ごとに実施)、対象は全国の16~69歳の個人、サンプル数は2,000人。

スポーツシューズ・スニーカー所有数を調べたところ、「2足」が最も多く25%。次いで「1足」が23%、「3足」が17%、「4足」が8%、「5足」が7%と続き、「3足」以下が全体の79%を占めた。一方、「0足」という人は13%だった。

スニーカーヘッズと呼ばれるようなコア層は、今回の調査では「9足以上」との回答が該当し、全体の3%にとどまった。

「6足」以上所有している人は全体の7%。「6足」以上所有している層の男女内訳をみると、女性55%、男性45%となり、女性の方が多いことがわかった。また、スポーツシューズ・スニーカーを全く持っていない層の57%は男性であることが明らかになった。

同社スポーツ事業部アカウントマネージャーの伊藤和正氏は、「全体の79%はスポーツシューズ・スニーカーを3足以下しか所有していません。メーカーとしては次の1足の購入理由をどのように訴求していくかがカギとなります。また男女別で見ると、私の想像以上に女性が多くのスポーツシューズ・スニーカーを所有していることが分かりました。スポーツシューズ・スニーカーの購入者像を正しく把握することで、メーカーは新たな顧客を開拓できるかもしれません」と分析している。