フジテレビ系ドラマ『ナンバMG5』(毎週水曜22:00~)で、難破家の愛犬「松」役を演じる柴犬・豆三郎がこのほど、クランクアップを迎えた。
松は、剛を“アニキ”と慕うアツいヤンキー犬。剛(間宮祥太朗)が二重生活を送っていることに家族でいち早く気づき、最初はショックを受けたものの、剛の葛藤をそばで見守ってきたバディ的な存在でもある。
松が第1話で登場するやいなや、その愛らしい表情や、真剣に走ったりほえたりする名演技に、「かわいすぎる!」「松を見るためにドラマを見る!」といった声がSNSを中心に続出。第2話では、松の声を津田健次郎が担当していると明かされ、津田の渋すぎるイケボと豆三郎のルックスとのギャップに「萌える!」と話題になった。
クランクアップの日は、剛のツレ・伍代直樹(神尾楓珠)の自宅でのシーンの撮影。伍代の高級マンションにある白い革張りのソファにて最後のカットを撮り終えると、スタッフから「難破松役の豆三郎さん、オールアップです!」とかけ声が。間宮や神尾、そしてスタッフから一斉に大きな拍手が送られ、間宮が「豆! 豆!」と大きな骨型のガムをプレゼントした。クンクン…とその匂いを確認しつつも「?」と、微妙な表情を浮かべた豆三郎にスタッフは爆笑。「一言どーぞ!」とのリクエストに、しっかり皆の前で「ワン! ワン! ワン!」とお礼のコメントを述べる(ほえる)ことができた、賢い豆三郎だった。
撮影現場では、豆三郎の演技によってスケジュールが延びることはなかった。実は、少々“ビビり”な性格だという豆三郎は、撮影が始まった当初はおとなしかったが、次第にキャスト・スタッフに慣れていき、難破家の一員としての役を見事に演じきった。
ペットモデルトレーナー・細波麻裕美さん(アニマルプロ)のコメントは、以下の通り。
――豆三郎くんは松役にどのように取り組んでいましたか?
「ほえるシーンが多かったのですが、回を重ねるごとにレベルアップしていて、最後には最初の頃ではできなかった、“窓の向こうにいる出演者”に対してほえることもできるようになりました!演技のために練習したこと(物をくわえるなど)しっかりと発揮できました。皆さんのご協力もあり、豆は撮影を最後まで楽しんで参加することができたと思います」
――撮影中のエピソードで印象的だったことは?
「実は普段は人に対して自分から行くことがない豆三郎なのですが、共演の皆さんだけは自ら進んでごあいさつをしていました。現場でたくさんかわいがっていただいたからこそ、豆三郎も毎回現場に行くのが楽しみだったみたいです。また、段取り(最初に動きを確認する)の時に自分の出番が終わると、松の小屋に入っていくことが何回かありました(笑)。第8話で、剛、伍代、大丸(森本慎太郎)と松が河原でたたずんでいるシーンで、豆三郎が大丸のシェイクを欲しがり、アドリブで話しかけていたのが面白かったです。あと、間宮さんがいつも豆三郎のことを気にかけてくださって、自然に演技ができるように、間宮さん自身が豆三郎に“おすわり”や“まて”“おいで”の指示をしてくれて、豆三郎もしっかり間宮さんの言うことを聞いていました!」
――クランクアップ後、豆三郎くんの様子はいかがですか?
「いつも通り元気で食いしん坊です。いただいた(骨型ガムの)おやつも喜んで食べているそうです!」
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