お笑いコンビ・パックンマックンの“パックン”ことパトリック・ハーランが14日、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』(毎週月曜~木曜8:00~11:30)にゲスト出演。自身が実践しているという「謙虚な投資術」を明かした。

  • 森永卓郎氏、ニッポン放送・熊谷実帆アナウンサー、垣花正、パックンマックン・パックン =ニッポン放送提供

番組では今回、「相対的貧困家庭に育った」と語るパックンが、若い頃から続けてきた「謙虚な投資術」3つのポイントを解説。まず1つ目は「1セントの節約は1セントの収入」というポイントで、パックンは「例えば、1駅分歩いて電車賃を節約できた、ではなく1駅分稼いだという感覚なんです」と、“節約”と聞くと我慢を強いられている感覚になるが、“稼ぐ”という考え方をすることでモチベーションが上がると説明した。

2つ目は「頭の中に『老後計算機』を持つ」。「例えば、アメリカの株は平均で年間7%くらいの利率。10年おきに投資額が倍増する計算になる。今20歳の人が老後のためにお金を投資しておけば、30歳で2倍、40歳で4倍、50歳で8倍、60歳で16倍、70歳で32倍になる。タクシー代の5,000円を投資に回せば、老後には16万円になるんです。16万円のタクシーなんか乗らないですよね」と説明した。

そして3つ目は「個別株を選ぶ傲慢さを捨てる」。パックンは「投資のプロも8割が負けてる」と言い、「僕は株式を選ぶプロではない。だから傲慢さを捨ててインデックスファンドに投資する。日経平均とかダウとかの平均にかければいいんです」と語った。

パックンが実践する「謙虚な投資術」を受けて、森永卓郎氏は「この意見に一言加えたい」と前置きし「ファンドマネージャーの知人に聞いたら『“運用”という言葉は“運を用いる”と書く。だから株式投資なんて運なんです』と。プロでも先の事なんて分かる人はいないんですよ」と、個別株はプロでも読みづらい投資だと解説した。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。