日本トレンドリサーチは6月10日、会宝産業と共同で実施した「運転免許の自主返納」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は5月28日〜31日、60歳以上の男女1,211人を対象に行われたもの。
まず、普通自動車運転免許の返納状況について聞いたところ、75歳以上の24.4%、70〜74歳の10.5%が「すでに返納した」と回答し、70歳以上ではすでに返納している人も少なくなかった。
理由についてのコメントには、「運転に自信が持てなくなっていても免許証を持っていると運転してしまうから」という内容のほか、「ペーパードライバーのため運転技能検査は難しい」と考えて返納したという人もいた。
次に、すでに免許を返納している人に、その時の車の状況について尋ねてみた。免許を返納した際に車を所有していた人は、40.7%。
所有していた車の乗っていた年数については、「7年以上〜10年未満」が26.1%で最も多く、「10年以上」が21.7%で続いた。「1年未満」も6.5%いる。
免許返納後に所有していた車をどうしたかについては、「売却した」が39.1%と最も多く、「廃車にした」も10.9%で1割以上いた。廃車にした理由の多くは、「古くてすでに価値が無いと感じたから」という内容であった。