マーケティングアプリケーションズは、「マスク着用に関する調査結果」を6月10日に発表した。調査は5月18日~19日、20代以上の男女500名を対象にインターネットで行われた。

  • 散歩や公園など、屋外で人との距離が2メートル以上離れているところでのマスク着用について

    散歩や公園など、屋外で人との距離が2メートル以上離れているところでのマスク着用について

散歩や公園など、屋外で人との距離が2メートル以上離れているところでのマスク着用について聞いたところ、「マスクを外す」と回答した人が26.4%、「マスクをつける」と回答した人が73.6%という結果に。「マスクをつける」と回答した人のうち、34.2%が「着用しなくても良いと思っているが、着用している」と回答した。

  • 感染対策済みの飲食店やスーパーなど、屋内で人との距離が2メートル以上離れているところでのマスク着用について

    感染対策済みの飲食店やスーパーなど、屋内で人との距離が2メートル以上離れているところでのマスク着用について

感染対策済みの飲食店やスーパーなど、屋内で人との距離が2メートル以上離れているところでは88.0%が「マスクをつける」と回答。そのうち、31.6%が「着用しなくても良いと思っているが、着用している」ことが明らかに。「マスクを外す」と回答した人は12.0%にとどまった。

では、本当はマスクをしたくないにも関わらず、マスクを着用する理由には「周りの目」が関係しているのか。年代別で聞いてみたところ、20代が48.9%と最も高く、次いで30代が43.5%だった。40代は20.8%、50代は34.0%、60代以上が27.8%であることを考えると、若年層の方が周りの目を気にしてマスクを着用していることがわかったという。

  • 周りの目を気にしてマスク着用

また、今後感染拡大が起きたときに政府から何かしらの自粛要請が出た場合、どのような行動を取るのかを尋ねたところ、20代の男女に関しては5割以上が規制を守り、3割近くが現在も自粛を行っているという結果に。その中でも「周囲と同様の行動を取る」と回答した割合については、17%と最多。

他者の外出や旅行に対して、全体的には行動を容認するものが多数を占める中、「外出や旅行を羨ましく思っている」と回答した20代男女が15%と他の年代よりも突出して高く、より他者の行動を気にしている結果となった。

  • GoToキャンペーンの利用意向は?

    GoToキャンペーンの利用意向は?

6月10日より全国の自治体で実施が始まった県民割、都民割などのGoToキャンペーンの利用意向についても調査。

都市圏の生活者は積極利用の傾向が高いのに対し、一都三県を含まない「その他」の自治体での生活者はキャンペーンの利用意向が突出して低い結果に。また旅行の自粛傾向が50%強と高く、まだまだコロナ禍での生活を続ける意向が高いことが伺えたという。また、世帯年収別にみると、世帯年収が高い回答者ほど外出や旅行に対してポジティブに捉えていることが判明。

さらに10日より始まった、外国人旅行者の本格的な受け入れについては、居住エリアや世帯年収ではあまり意識の差がみられなかったものの、年代別にみると、60代以上の高齢層が受け入れに対してポジティブに思っていることがわかった。

※一都三県は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を指し、都市圏は愛知県・大阪府・兵庫県・福岡県を指している