オーディオテクニカは、小型~中型スピーカー向けのインシュレーター5製品を6月17日に発売する。各6個入りで、真鍮+制振ゴムのハイブリッドモデル「AT6900BR」の価格は9,900円。

  • オーディオテクニカのインシュレータ5製品。左から単体で使える「AT6900BR」、スパイクタイプで組み合わせて使う「AT6901BR」、「AT6901ST」、「AT6902BR」、「AT6902ST」(OTOTEN2022 オーディオテクニカブースにて)

インシュレーターのラインナップ

  • ハイブリッドインシュレーター「AT6900BR」:9,900円
  • スパイクインシュレーター「AT6901BR」:8,250円
  • スパイクインシュレーター「AT6901ST」:6,600円
  • スパイクベースインシュレーター「AT6902BR」:8,250円
  • スパイクベースインシュレーター「AT6902ST」:6,600円

スピーカーなどのオーディオ機器の下に配置し、設置面からの振動を軽減させて音質向上を図れる製品。手に取りやすい価格帯ながら細部までこだわり、「オーディオの醍醐味のひとつでもある、カスタマイズすることの喜びをさらに広げてくれるラインナップ」とした。

  • AT6900BRの利用イメージ(スピーカーは別売)

  • インシュレーターの組み合わせイメージ。スパイクタイプは異なる素材の組み合わせでも使える

AT6900BRは、単体で手軽に音の違いが体感できるというインシュレーター。真鍮に金メッキ処理を施し、伸びやかな高域を表現。さらに、ハネナイト特殊制振ゴムを上下から挟み込むことで不要な振動を抑え、中低域を増強した。本体サイズは25×18mm(直径×高さ)、1個あたりの重さは約59g。

  • AT6900BR

組み合わせを楽しめるスパイクインシュレーターとスパイクベースインシュレーターもラインナップ。スパイクインシュレーターは、床などからの反射音や不要振動が伝わりにくい点接触により、音の分離感を高め、本来の情報量を引き出せるのを特徴としている。

真鍮削り出しと金メッキ処理により“美しい高域が得意”なスパイクインシュレーター「AT6901BR」とスパイクベースインシュレーター「AT6902BR」、ステンレス素材で“中低域を豊かに表現する”スパイクインシュレーター「AT6901ST」とスパイクベースインシュレーター「AT6902ST」を用意。同じ素材、または異なる素材を組み合わせることで、好みに合わせた音質にカスタマイズでき、異素材で組み合わせたときは「スピーカーに接する側の素材の音の傾向が強くなる」としている。

  • AT6901BR

  • AT6902BR

  • AT6901ST

  • AT6902ST

スパイクモデルの1個あたりの本体サイズ/重さは、スパイクインシュレーターが凸部を含めて25×12.5mm(直径×高さ)/約28g。スパイクベースインシュレーターが25×7.5mm(同)/約25g。

いずれも高さは18mm(スパイクモデルはベースと組み合わせた場合)。設置面とスピーカーの間に指が入りやすく、位置調整がストレスなく行えるようにした。耐荷重は1個あたり7kg、3点支持の場合は21kg。

  • OTOTEN2022 オーディオテクニカブースはアナログオーディオ製品の展示・試聴がメインだった。写真は鉄心型MCカートリッジの最上位モデル「AT-ART20」(2022年4月発売)

  • レコードプレーヤー用カートリッジの比較試聴デモの様子