2022年6月4日、5日の2日間に「Pokémon GO Fest 2022(ポケモンGOフェスト2022)」が開催されました。毎年夏(7~8月)に開催されていたイベントですが、2022年はちょっと早めの6月開催です。
フル参戦するには有料チケットが必要で、価格はAndroid端末での参加なら2,120円、iOS端末での参加なら1,840円。今年からは、購入したチケットを、仲良し度「仲良し(4段階中2段階目)」以上のフレンドにプレゼントできるようになり、仲間や家族を誘っての参加もしやすくなりました。
一応、チケットがなくても一部のコンテンツに参加可能。スペシャルリサーチや4つの生息地のポケモンがローテーションで出現するほか、グローバルチャレンジアリーナにも参加できます。
今回も、ライター岡安と編集安川が「ポケモンGOフェスト2022」について振り返ります。
2022年はグローバルイベントと地域イベントのダブルフェスト
岡安:いやー、毎度のことですが「ポケモンGOフェスト」は楽しかったですね。
安川:今年は開催が早いんですね。いつも夏なんでうっかり見過ごすところでした。
岡安:まあ、今回はグローバルイベントで、8月には久々の地域イベント「ポケモンGOフェスト2022札幌」が開催されるので、どちらかというと、コロナ禍以前の地域イベントとコロナ禍でのグローバルイベントの両方を楽しめるって感じじゃないですか。
安川:なるほど、今年は北海道で地域イベントがあるんですか。以前は横浜とかでやっていましたよね。
岡安:地域イベントはチケットを獲得するのも至難の業ですから、グローバルイベントがあるのはうれしいですよ。
安川:で、今回、有料チケット参加のメインイベントはなんだったんですか。
岡安:相変わらず盛りだくさんでしたけど、シェイミ(ランドフォルム)の獲得ですかね。
安川:シンオウ地方の幻ポケモンですね。今回はランドフォルムだけなんですか?
岡安:スカイフォルムは札幌のイベントで出るらしいです。
安川:なるほど、うまいこと考えますね。あとはなにかありますか。
岡安:おこうからは、レアなポケモンや色違いポケモンも数多く出現しました。多くのトレーナーが狙っていたのは、キバゴの色違いだったんじゃないでしょうか。
安川:キバゴ自体あまり見かけないですし、それの色違いとなれば欲しいところですね。
岡安:色違いでいえば、ダルマッカ(ガラルのすがた)やマダドガス(ガラルのすがた)あたりもレアでしたね。もちろんGOフェストのおこうから出現するポケモンの代名詞的存在のアンノーンも色違いがあります。今回のアンノーンはB・G・O・Uでした。
安川:なるほど。所有欲をかき立てられるラインアップです。
岡安:あとは地域限定ポケモンのコータスとトロピウスですね。コータスはインドやパキスタンなどで出現する地域限定ポケモンで、今回が日本初登場。トロピウスはアフリカなどに出現する地域限定ポケモンで、2018年に横須賀で開催した横須賀サファリゾーン以来の登場でした。
安川:アフリカやインドを訪れる日本人は、欧米、東南アジアに比べて少なそうですから、日本でゲットできるのは大きいですね。
岡安:あとはピカチュウのバージョン違いとして「グラシデアのはな」をつけたピカチュウが出現しました。日曜日のレイドバトルにはタマゴではなくウルトラホールがジムに出現し、ウツロイドとバトルできましたよ。
安川:今回は土日両方ともプレイする必要があったわけですね。
岡安:土曜日のシェイミ、日曜日のウツロイドって感じでした。
ポケモンがガンガン出現する反面、おこうの時間は短すぎ?
安川:まだ何かありそうですね。
岡安:無条件で獲得できるものとして、ゲームメダルとトレーナーポーズ、着せ替えアイテムがありました。あとはレイドパスですね。土日それぞれに最大9枚のレイドパスがもらえました。レイドは短時間で入れ替わり、一回バトルしたジムでも新しいポケモンが出現すれば再度レイドバトルができたので、同じ場所に滞在し続けていても最大までレイドバトルができました。
安川:公園や繁華街などトレーナーが多そうな場所にいれば、バトルのメンバーにも事欠かなそうですね。
岡安:そうなんです。土曜日は少し前に出現するようになったカイオーガとグラードンが出現し、日曜日はウツロイドが出現しました。ここ1~2年で『ポケモンGO』を始めた人にとってはグラードンやカイオーガを初ゲットのチャンスだったと思います。色違いを持っていない人やアメ狙いでもこの2体は十分価値がありました。
あとは、グラシデアのはなのピカチュウやキバゴ、イワンコあたりの高個体の色違いを狙うこともできたので、9枚のレイドパスなんてあっという間に溶けました。
安川:ああ、わかります。そこでプレミアムレイドパスを購入してしまうんですよね(笑)。で、今回はどんなポケモンの色違いをゲットしたんですか。
岡安:今回ゲットした色違いポケモンは、7種類8体でした。土曜日にキリンリキ、ナックラー、キバゴ、キャモメが、日曜日にヒコザル、アサナン、エビワラー、キリンリキです。
初ゲットなのは、キリンリキ、キバゴ、エビワラー。残念ながらグラシデアのはなのピカチュウやカメテテ、カブルモ、ダルマッカ(ガラルのすがた)など狙っていたのは出ませんでした。
安川:うーん、数は少なめでしたね。でも、まあいつもこんな感じと言えばこんな感じでしたね。キバゴがゲットできたのは朗報です。
岡安:キバゴは最優先色違いだったので、本当によかったです。あと、アンノーンは今回もダメでした。なんか、日曜日でのおこうでアンノーンがあまり出なかったんですよね。なので必然的に色違いに出会う機会も少なく。周りの知り合いの話を聞いても、今回は色違い少なかったって言っていたんですけど、どうだったんですかね。
安川:まあ、たくさん出たときを基準にしちゃいますからね。
岡安:それはそうですけど、2日間フル参戦で色違い2匹って人と3匹って人がいたので、さすがにとは思いましたけど。
安川:ああ、有料イベント感ないですね、それは。
岡安:あと、今回はおこうの仕様が「GOフェストバージョン」で、おこうが30秒で出現するようになっていたみたいなんですよね。なので、移動していなくてもガンガンでるのは良かったんですけど、出現してから10数秒経ってからポケモンをタップすると、煙になって逃げられてしまうんです。ほかの野生のポケモン捕まえていたりするときに出現した場合、即タップしても煙になって逃げられるのでちょっとストレスを感じました。
安川:ああ、どうせ短時間で出現効果がなくなるなら、煙になって逃げるのではなく、そもそも消えてもらったほうがいいですよね。
岡安:そうなんです。あ、アンノーンだってタップしたらドロンって感じで逃げられて。もしかしたら、色違いだったかもーって悔やまれます。消えてしまったら、ああ、時間切れだって思えるんですけど。さすがに出現から10数秒以内にタップは厳しすぎました。あ、ルアーで出現したのも似た感じでしたね。もう少し時間的猶予はありそうでしたけど。
安川:回転数あげて、多くのポケモンと出会えるような仕様にしたんでしょうけど、消えるまでの時間設定がおかしかったか、バグってしまったかなんでしょうね。
岡安:そうなんですよね。今回はリサーチもノルマをこなすような数もなく、ちょうど良い感じで、出現ポケモンもお祭り感があって、サーバーダウンもなかったので、イベントとしてはかなり好印象だったんですけど、おこうの仕様と色違いの少なさで、ちょっと評価が下がりました。まあ、色違いの少なさは知り合いの話レベルなので、世界全体としてみればそんなことはなかったのかもしれませんが。
安川:まあ、こういうイベントは100%満足になることは難しいですからね。そういえばさきほど札幌の話もしましたが、まだまだポケモンGOフェストは続く感じなんですよね。
岡安:そうですね。札幌のイベントが8月3日~5日に開催され、8月27日にはフィナーレイベントも開催されます。今回のポケモンGOフェストのチケットを購入した人は無料でフィナーレに参加できます。今回参加しなかった人もフィナーレ単独チケットを販売するようなので、そちらも是非。あ、札幌に行く場合って、出張費って出るんですか?
安川:あ、編集長が呼んでいる。そのことについてはおいおい。
岡安:おいおい。