6月9日、TikTokは、試聴時間を管理するための新機能を発表し、話題となっている。
新機能を発表した背景としては、ユーザーの健全なデジタル習慣を浸透させ、より良いTikTok体験を実現するのものためだそうだ。
新機能は2つあり、1つ目は、一回の試聴時間を管理できる「視聴時間制限モード」。TikTokは以前から、1日の視聴時間を制限できる機能はあったが、今回発表されたものは、1回の試聴時間を管理できるというもの。休憩時間を定期的に設定できるようにしたもので、ユーザーは試聴時間を設定し、それを過ぎると、休憩を取るように促す機能だ。
2つ目は、ユーザーのTikTok視聴時間に関するデータを提供する「スクリーンタイムダッシュボード」。一日に、TikTokを視聴した時間や、TikTokを開いた回数、日中と夜間の使用状況の内訳をみられる機能だ。自分が一日の中で、どれだけTikToKに時間を費やしているかを客観的に把握できる。
新機能以外にも、「ウェルビーイングを私の友達や大事な人達と考える」という新しいガイドを公開。これは、TikTokに限らず、デジタル習慣について考えるためのもの。また、若いユーザーに向けて、1日に100分以上試聴した際に、次にアプリを開いた時に試聴時間の制限をリマインドする、デジタルウェルビーイング・ポップアップも導入する予定とのことだ。
これらの取り組みに、同社は「デジタル機器やアプリと良好な関係のためには、視聴時間を測るだけでなく、使い方を自分でコントロールし、オンラインで過ごす時間を豊かな生活のサポートとしていくことが重要。」としている。ネットとの適切な距離を学ぶ、良い機会になりそうだ。