プラネットは6月10日、「家飲み・おつまみに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は4月27日~5月6日、4,000人を対象にインターネットで実施した。
お酒が好きか尋ねたところ、52.3%が「好き」「やや好き」と回答した。性年代別に見ると、最も「好き」と回答した割合が高かったのが「男性・60代」(49.1%)で、最も低かったのが「女性・70代以上」(12.8%)だった。男性は年代が高くなるにつれ、「好き」と回答した人の割合が高くなるが、女性は年代が高くなるにつれ、割合が低くなっている。
コロナ禍以降、飲酒する頻度に変化があったかどうか尋ねると、「変わらない」(43.6%)が最も多かった。12.5%が「増えた」「やや増えた」、15.9%が「やや減った」「減った」と答えている。
コロナ禍以前から飲酒をしていない人以外に、飲酒の頻度を尋ねたところ、最も多い回答は「毎日」(31.5%)だった。男女別に見ると、「毎日」と回答した割合は、男性は41.1%、女性は19.8%と、20ポイント以上の開きがある。「毎日」と回答した割合は、男女ともに年代が上がると割合が高くなる傾向にある。
また、喫煙者や以前喫煙していた人は、喫煙したことがない人と比べて、「毎日」と回答した割合が非常に高かった。
家飲みをすると答えた人に、その頻度を聞いたところ、最も多い回答は「毎日」(32.3%)だった。2位は「2~3日に一度程度」、3位は「1週間に一度程度」となっている。
家飲みのメリットについて聞くと、最も多かったのが「店で飲むより安く済む」(62.5%)だった。「眠くなったらすぐに寝られる」(59.0%)も過半数を超えている。コロナ禍で注目を集めた「Zoomなど、ネット越しで人と飲める」をメリットとして挙げたのは3.2%とわずかだった。
家飲みについてのデメリットでは、「片付けが面倒」(43.4%)が最も多かった。男女差が大きく、男性が36.8%に対して、女性は52.1%と、半数を超えている。2位は「いつまでもだらだら飲み続けてしまう」(22.9%)、3位は「お店で飲むときのように騒げない」だった。
家飲みのためにどんなお酒を買うか尋ねたところ、最も多かったのは「ビール」(65.3%)だった。男女ともに1位は「ビール」で、男性は2位が「焼酎」、3位が「発泡酒」となっている。女性の2位は「混成酒(缶チューハイ、リキュールなど)」、3位が「ワイン」だった。
家飲みをするとき、おつまみをどうやって用意するかを聞くと、1位は「スーパーで買う」、2位は「自分でつくる」、3位は「コンビニで買う」だった。男女別で見ると、男性は「スーパーで買う」(76.8%)、「家族がつくる」(31.2%)、「コンビニで買う」(29.5%)、女性は「スーパーで買う」(72.4%)、「自分でつくる」(51.0%)、「コンビニで買う」(26.7%)という順になった。
家飲みでの楽しいエピソードを自由回答で答えてもらったところ、「旅行に行けないため、自宅で各地の名産を楽しもうと、つまみをお取り寄せしている」「家飲みは、飲みたい時に自由に飲めて楽」「そろそろ終電だし、帰らなきゃ、という心配がないのでいい」「夫の仕事上の飲み会がなくなり、この数年は夫婦で家飲みを楽しめるようになった」といったコメントが寄せられた。