俳優の武田航平と木村達成が、フジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ『オールドファッションカップケーキ』(13日スタート)の完成発表会を行った。

  • 武田航平(左)と木村達成=フジテレビ提供

佐岸左岸氏の原作コミック『オールドファッションカップケーキ』は、アラフォー癒やし系イケメン上司とアラサーツンデレ部下によるサラリーマン純愛オフィスラブストーリー。年の差10歳のふたりがスイーツ巡りをきっかけに距離を縮めていく様子を丁寧に描いている。

完成発表会では、生田竜聖アナウンサーの司会により、アラフォーサラリーマンで部下から慕われるほんわか癒し系イケメン・野末役の武田、密かに上司である野末に思いを寄せる、寡黙なツンデレ部下・外川役の木村が登壇し、ドラマの映像を見ながら制作秘話や見どころについて語った。

――この作品への出演が決まってどう思いましたか?

武田:「人気のある原作のものをやらせていただく時は様々なプレッシャーがあるんですが、少しそのプレッシャーから解放された部分は役が同じ歳ぐらいの設定だったので、自然体でやろうかなと思いました」

木村:「BL作品を見ることがあまりなかったですが、原作を実際に読んでみてこの作品は男性同士の恋愛ものというよりも、日常の”恋愛”を描いた作品として、すごく前向きに捉えられました。この作品だったら絶対にいけるという、どこか確信があるような感じがありました」

――今回のドラマ化については原作を大事にして制作したそうですね?

武田:「原作ファンの方々の思いってたくさんあると思うので、空気感やセリフ回しだったり、漫画って白黒の世界ですけど色がついて風が吹いたらどんな感じかなとか、そういうところもスタッフさんがすべてこだわって作っています」

――役作りについて

武田:「野末は後輩に慕われているとか、実は仕事ができるというところは意識して、現場で所作など気にしてやっていましたが、基本的には木村くんがかなり引っ張ってくれたので、歳の差はあるんですけど頼ってついて行きました」

木村:「あまり意識的に役作りという役作りは行わなかったですが、ジムに通ったりする役だったので撮影前にパンプアップをしました!」

――撮影で印象的だったシーンや現場での思い出について

武田:「僕が笑いが止まらなくなってしまったところがありまして、外川の家で『もっと筋トレした方がいいですよ』と言われるシーンで、二人が次第にじゃれ合い外川にくすぐられて、『やめてくれよ!』と向き合ってドキッとするという場面があるんですけど、撮影で戦友としてやってきたんですが、ふとした瞬間こっ恥ずかしくなって、(ツボに入って)笑いが止まらなくなってしまいました。しかも木村くんが急にお尻をパンパン叩き始めてやめないんですよ!(笑)」

木村:「僕はパンケーキを8時間食べ続けたことですね。結構長回しで、かなりのセリフ量をしゃべりながらパンケーキを食べるんです。途中でコーヒーとか飲みながら、食べたものを飲み込んでしゃべらないといけないので、結局8時間それを続けてお腹がパンパンになりながらやってましたね」

――最後に2人から視聴者へのメッセージ

武田「人気原作の実写化になります。日常的なお話のなかにあるキュンキュンしたり嫉妬したりグッとくるシーンがたくさんあります。男子2人のお話ですが、全員が楽しく見られる内容となっていますのでぜひご覧ください」

木村:「男女問わず、恋愛に悩みを抱えている方に勇気を与える作品になっていると思います。是非、見てください。よろしくお願いします」

この完成発表会では、原作漫画で独特なセリフ回しも魅力の一つということで、ドラマでも原作と同じセリフが使われているシーンの映像を見ながらトークする場面も。

また、番組スタッフがキュンキュンしたシーンをピックアップ。外川からメールの返信がなかなか来ず、野末が「返事なんか来てないよ、ずっと確認してたもん!」とつい言ってしまうシーンや、口いっぱいに頬張ってもぐもぐ食べる外川の “ハムスター男子”ぶりのほか、キャスト2人に映像を見せ、問題形式でスタッフがどこにキュンと来たかを当てるなど、終始笑いが絶えない会となった。この模様は、FODで配信されている。

同作は、13日正午から第1話と第2話を配信し、以降毎週月曜0時から最新話を配信。また、北米、南米、ヨーロッパ、インドをはじめアジア圏など180カ国以上での世界配信も決定し、台湾では同時配信となる。さらに、地上波フジテレビでは、13日(25:35~ ※関東ローカル)に第1話のみ放送する。

(C)2022佐岸左岸/大洋図書/「オールドファッションカップケーキ」製作委員会