女優の山本美月が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語’22 夏の特別編』(18日21:00~)で主演を務めることが10日、明らかになった。お笑い芸人・バイク川崎バイクの原作を映像化する。
山本が主演する「電話をしてるふり」は、SNS上で多くの反響を呼んだバイク川崎バイクの同名短編小説が原作。山本は、母と2人暮らしの会社員・川崎望を演じる。
ナンパを良くされる望は、ナンパ撃退法として父親と“電話をしてるふり”をするのだが、ある日、しつこいナンパ男に見破られてしまいスマホを奪われてしまう。男が望のスマホを耳にあてると、望が11歳の時に他界した父親とつながっていて……。
コメントは、以下の通り。
■山本美月
――『世にも奇妙な物語』のオファーを受けた時の感想
「『世にも奇妙な物語』は2回目の出演になりますが、前回とは全然違う話で、今回もすごく面白い台本だったので、すぐに“やりたい!”と思いました」
――台本を読んでの感想
「初めて読んだ時、グッときて泣いてしまいました…。また、バイク川崎バイクさんが原作と聞いて、とても驚きました。こういう不思議だけどすてきな物語もいいなって思いました」
――番組を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ
「バイク川崎バイクさんの物語が素晴らしいので、皆さんびっくりすると思います。特にラストシーンは大切に演じたので、ぜひ最後までに見ていただければと思います」
■原作:バイク川崎バイク(BKB)
「ピン芸人のバイク川崎バイク(BKB)と申します。自分の考えたお話が、大好きで大好きな『世にも奇妙な物語』で映像化だなんて。本当にうれしいです。バリ感慨深い(BKB)です。実は、この原作小説を初めてSNSに投稿した二年前“世にもで映像化してほしいのが書けました”という願望と欲望をこめた呟(つぶや)きをしてましたから。願いが叶(かな)いました!『電話をしてるふり』はBKBみたいな芸風の人が考えたとは思えない、芸風と真逆、などとよく言われます。奇しくも放送は6月18日。618。真逆に180度ひっくり返すと819。バ イ ク 。…もう奇妙です!放送がとてもとても楽しみです!」
■演出:吉村慶介氏
「家族の話です。このお話を演出するにあたって、まずBKBさんが書かれた原作を読みました。美しい話だなと思いました。おそらく誰しもが共感できるお話です。『世にも奇妙な物語』では珍しいパターンなのかもしれません。主人公の望(のぞみ)を演じていただいた山本美月さんとは初めてお仕事させていただいたのですが、抜群にキュートで美しくそれでいて普通の女の子に見えるという稀有な存在で、“奇妙なこと”と“日常のリアリティー”という相反する要素を見事に表現されていました。ラストシーンでは泣かされました。脚本、キャスト、スタッフすべてが素晴らしく、僕の演出が間違えてなければ名作になることは間違いないと思います。そして、自分にもこの“奇妙なこと”が起きたらいいなと思ったりしています。そんな家族の話です」
(C)フジテレビ