女優の橋本愛と俳優の中村蒼がこのほど、日本テレビ系ドラマ『家庭教師のトラコ』(7月スタート、毎週水曜22:00~)のクランクインを迎えた。

  • 橋本愛(左)と中村蒼=日本テレビ提供

主人公トラコを演じる橋本と、トラコのパートナー・福多を演じる中村のファーストシーンは「誘拐現場」。出だしから普通の家庭教師ではありえない緊迫したシーンの撮影となったものの、監督からカットの声がかかると、うって変わって一気に和やかな雰囲気となった。

この日の撮影を終えた橋本は「私は子どもに限らず人が本当に大好きで、トラコさんが人に怒ったりするシーンは特にトラコさんと自分とに距離がある分、すごくエネルギーを使うんです(笑)。だからカメラの回っていないときだけはちょっと楽しく遊びたいなと思って、共演者のみなさんに構ってもらっています」と、茶目っ気を交えて撮影を振り返りつつ、「トラコさんはいろんなキャラクターに変貌するので、共演者のみなさんと相対したときに、トラコさんがどういうリアクションをするのか…私にとっても未知数で楽しみです。これからの掛け合いを一つ一つ楽しんでやっていけたらと思っています」と、今後発表予定の共演者たちへの期待を語った。

一方の中村は「これから数カ月間、一緒に作品を作り上げると思うと、ワクワクしています。中でも子どもたちに対してトラコさんがどう接していくのか、それをどんな風に橋本さんが演じていくのかがやっぱり楽しみですね。怒るシーンの話もありましたが、怒ったりすることの中にも、どこかで相手に対しての深い愛情が垣間見えるんじゃないかなと思っていて、そんなトラコさんみたいな人が先生としていてくれるのをすごくうらやましく思います。人は、生きていく上でいろんな判断をしなければいけない瞬間があると思いますが、そういう時に、トラコさんは本当に大切なことを教えてくれる先生なので、その大切なヒントをこの作品を通してつかんで頂ければと思います」と、と、パートナーである福多の側から見たトラコへの思いを話した。

最後に、今作への思いを聞かれた橋本は「純粋に楽しんで頂きたいですし、私自身、テレビドラマのたった一言のセリフで人生が変わった経験があるので、この作品をご覧頂いた方々の、誰かの力になる作品になれれば本望です」と呼びかけた。