ファストフードはカジュアルに食事を楽しめる一方で、栄養バランスやカロリーの問題も気になってくるのが正直なところ。

そこで本記事では「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」に注目して、同店の「バーガー」「サイドメニュー」の各メニュー(※期間限定品を除く)のカロリーを調べてみた。

※商品名、価格、カロリーなどの情報は2023年8月時点のものです

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ケンタッキーのバーガーメニューのカロリーが高い順ランキング

まずは、KFCで味わえる「バーガー」メニューのカロリーを見てみよう。

順位 商品名 エネルギー 価格
1位 ダブルチキンフィレバーガー 618kcal 640円
2位 チーズチキンフィレバーガー 471kcal 420円
3位 和風チキンカツバーガー 429kcal 400円
4位 チキンフィレバーガー 401kcal 390円
5位 辛口チキンフィレバーガー 387kcal 420円
6位 てりやきツイスター 360kcal 360円
7位 バジルレモンツイスター 309kcal 360円
8位 ペッパーマヨツイスター 301kcal 360円

「バーガー」に分類されているレギュラーメニューを、カロリーが高い順に並べたものが上記のランキングだ。気になる商品をいくつかピックアップしよう。

「チキンフィレバーガー」は、全粒粉バンズに11種類のスパイスでジューシーに仕上げた国内産チキンフィレを合わせた。レタス、オリーブオイル入りマヨソースを挟んで、さらに風味豊かに仕上げている。

「ダブルチキンフィレバーガー」は、その名の通りチキンフィレバーガーのチキンフィレを2枚も挟んだボリューム感あふれるつくりとなっており、チキンフィレ好きにはたまらない一品だ。

「和風チキンカツバーガー」は、国内産の鶏肉を使用したボリュームのあるチキンカツを使用。醤油風味のテリヤキソース、特製マヨソース、千切りキャベツを添えて、全粒粉バンズで挟んだバーガーとなる。

「てりやきツイスター」は、国産鶏のやわらかな胸肉を使用したサクサク衣の骨なしチキン「カーネルクリスピー」と野菜、特製マヨソース、KFCオリジナルのてりやきソース、兵庫県産の焼きのりをトルティーヤでくるんだ和風味のツイスター。

「ペッパーマヨツイスター」は、「カーネルクリスピー」と野菜、トマトベースのピリ辛ピカンテサルサ、ペッパー風味のマヨネーズをトルティーヤでくるんでいる。

ケンタッキーのチキンメニューのカロリー

それでは、ケンタッキーのメインとも言えるチキンメニューのランキングに目を向けてみよう。

順位 商品名 エネルギー 価格
1位 オリジナルチキン 218kcal 290円
2位 骨なしケンタッキー 191kcal 290円

「オリジナルチキン」は、登録飼育農場で育てた国内産ハーブ鶏を使用し、店舗で手づくりしているフライドチキン。もはやケンタッキーの代名詞的存在と言えよう。

「骨なしケンタッキー」は、国内産鶏胸肉を11種類のスパイスで調理した骨なしの食べやすいチキンだ。

ケンタッキーのサイドメニューのカロリー

続いて、「サイドメニュー」のカロリーはどうだろうか。

順位 商品名 エネルギー 価格
1位 フライドポテト ボックス 908kcal 850円
2位 フライドポテト L 390kcal 400円
3位 チョコパイ 274kcal 270円
4位 ナゲット 5ピース 222kcal 440円
5位 ビスケット 200kcal 270円
6位 フライドポテト S 195kcal 270円
7位 コールスロー M 137kcal 320円
8位 カーネルクリスピー 119kcal 270円
9位 コールスロー S 85kcal 270円

「フライドポテト ボックス」はハンバーガーショップのサイドメニューの定番中の定番であるフライドポテトをボックスに詰め込んだ、友人とのシェアなどにもぴったりのメニューとなっている。

「ナゲット 5ピース」は、手軽につまめるジューシーなナゲットを5つ味わえる、子どもにも人気のメニュー。「ビスケット」は、表面はサクサク中はしっとりとした生地に、特製ハニーメイプル(30kcal)をかけて味わう、KFCオリジナルの人気商品となっている。

当然のことながらサイドメニューには、KFC伝統のフライドチキン「オリジナルチキン」は含まれていない。「骨なしケンタッキー」とともに「オリジナルチキン」は、あくまでも同店の「メインメニュー」という位置付けだ。

ケンタランチ(セット)のカロリー

続いて、通常のセットメニューが毎日10時~16時限定でお得に購入できる「ケンタランチ」のカロリーランキングを紹介しよう。

「ケンタランチ」は「バーガー+サイドメニュー+ドリンク」か「チキン+サイドメニュー+ドリンク」という組み合わせの中から、その日の気分によって好きなメニューをチョイスできる。

品数が増える分だけカロリーも高くなりがちだが、具体的にどのセットが最もカロリーが高いのだろうか。具体的に見ていこう(※ドリンクはカロリー不明のため、今回の総カロリーからは除外)。

順位 商品名 エネルギー(ドリンクを除く) 価格
1位 ランチF(ダブルチキンフィレバーガー+ポテトS+ドリンクM) 813kcal 900円
2位 ランチC(チーズチキンフィレバーガー+ポテトS+ドリンクM) 666kcal 680円
3位 ランチL(オリジナルチキン×2+ポテトS+ドリンクM) 631kcal 840円
4位 ランチH(和風チキンカツバーガー+ポテトS+ドリンクM) 624kcal 660円
5位 ランチS(チキン+ビスケット+ポテトS+ドリンクM) 613kcal 550円
6位 ランチA(チキンフィレバーガー+ポテトS+ドリンクM) 596kcal 650円
7位 ランチB(辛口チキンフィレバーガー+ポテトS+ドリンクM) 582kcal 680円
8位 ランチX(てりやきツイスター+ポテトS+ドリンクM) 555kcal 620円
9位 ランチY(バジルレモンツイスター+ポテトS+ドリンクM) 504kcal 620円
10位 ランチW(ペッパーマヨツイスター+ポテトS+ドリンクM) 496kcal 620円

「ランチF」はダブルチキンフィレバーガーとポテトS、ドリンクMのセット。ジューシーな国内産チキンフィレが贅沢に2枚もサンドされているバーガーを食べれば、満足になること間違いなし!

「ランチL」はオリジナルチキン×2とポテトSにドリンクMがついてくる。食べ応えのあるオリジナルチキンが2個もついてくるだけあって、チキン好きなKFCファンにとってはたまらないセットとなっている。

「ランチH」は和風チキンカツバーガーとポテトS、ドリンクMのセット。国内産の鶏肉を使用したチキンカツ×テリヤキソース×特製マヨソースという王道のコンビネーションのバーガーとポテトの組み合わせは、味とボリュームの両面で納得できるはずだ。

「ランチS」はオリジナルチキン+ビスケット+ポテトS+ドリンクMの組み合わせが楽しめる。KFCの代名詞とも言えるオリジナルチキンとサイドメニューの定番であるポテト、そしてビスケットと、一度にさまざまな味が堪能できるお得なセットだ。

ケンタッキーのカロリーが低いメニュー一覧

ケンタッキーで食事をする際、できるだけカロリーを抑えたいという人向けに、メニューごとに最もカロリーが低いものをまとめてみた。

順位 商品名 エネルギー 価格
バーガーメニュー ペッパーマヨツイスター 301kcal 360円
チキンメニュー 骨なしケンタッキー 191kcal 290円
サイドメニュー コールスローS 85kcal 270円
ケンタランチ(セット) ランチW(ペッパーマヨツイスター+ポテトS+ドリンクM) 496kcal 620円

ダイエット時のケンタッキーのおすすめメニューセット

ダイエットで食事制限をしていても、チートデーにおもいっきり好きな食事を楽しみたいという人も少なくないだろう。ただ、それでも摂取カロリーがどうしても脳裏をよぎってしまうこともあるはず。

そんな人たちに向けて、カロリーだけの観点からダイエット時のおすすめメニューセットをいくつか紹介しよう。ドリンクは含まれていないが、いずれも摂取カロリーは650kcal未満に抑えられる。

ケンタッキーでカロリーの低い組み合わせ

【おすすめメニューセット1】

ペッパーマヨツイスター ×骨なしケンタッキー×コールスローM(629kcal)

バーガーメニューとチキンメニューで最も低カロリーな2つを組み合わせ、栄養バランスを踏まえてコールスローMを加えた。

【おすすめメニューセット2】

チキンフィレバーガー×カーネルクリスピー×コールスローS(605kcal)

バーガーメニューの王道であるチキンフィレバーガーをメインにし、サイドメニューの1品目にカロリー控えめながら満腹感が味わえるカーネルクリスピーを、サイドメニューの2品目に85kcalのコールスローSをもってきた。

【おすすめメニューセット3】

ペッパーマヨツイスター×オリジナルチキン×コールスローS(604kcal)

バーガーメニューのサイドにどうしてもオリジナルチキンを味わいたいという人は、上記の組み合わせならば650kcal未満でケンタッキーの伝統の味を堪能できる。

ケンタッキーのボックスメニューはカロリー高め

ケンタッキーにはお腹いっぱい食べたい人のために、ボックスメニューがある。ただし、カロリーはだいぶ高くなるのでダイエット時にはおすすめできない。

ボックスメニューの中身は、「バーガー+オリジナルチキン+ビスケット+ポテトS+ドリンク」とボリューム満点。ケンタッキーの味を網羅できる。

それぞれ単品で買うよりもかなりお得に購入できるメリットがあるが、品数が多いため当然、カロリーや脂質の摂取過多になってしまいがち。例えばバーガーの中で一番カロリーの低い「ペッパーマヨツイスターボックス」(920円)でも、ドリンクを抜いたカロリーは914kcal。

体重が気になるときは避けた方が無難と言えよう。

ケンタッキーで食事をする際は栄養バランスも考えよう

さて、ケンタッキーフライドチキンのレギュラーメニューの高カロリーランキングを見てきたが、いかがだったろう。フライドチキンの専門店らしく、バーガーメニューもチキンを使用した構成となっている。

また、他の一部ファストフード店で見られるような、バーガーをボリュームアップさせるような商品開発などは行なわず、そのせいもあってカロリーは抑えられている印象だ。ちなみに、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」における、身体活動レベルが普通の18~29歳男性の一日の推定エネルギー必要量2,650kcalとなっている。

KFCはオリジナルチキンパックやボックスメニューも充実しており、クリスマスやバースデーなどの家族向けのテイクアウトニーズにも積極的に対応している。KFCでは店内飲食よりもテイクアウトの利用がメイン、という人もきっと多いことだろう。バーガーのセットメニューはカロリーが控えめということであれば、なおさらそのニーズは高まるかもしれない。