花王は6月7日、「更年期の不調に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2021年12月、首都圏在住の35~64才の女性1万5,122名を対象にインターネットで行われた。

  • 更年期の症状

    更年期の症状

調査によると、40〜50代女性の実に8割以上が何らかの不調を抱えている。更年期に見られる体の不調を聞いたところ、「腰や手足の冷え」(82%)、「疲れやすい」(80%)、「肩こり・腰痛・節々の痛み」(78%)が上位に。

更年期とストレスとの関係について調べてみると、ストレスを感じている人ほど、症状が重い傾向に。ストレスの原因としては、主に「将来や老後の不安」(35%)、「家計や収入の不安」(34%)、「自分の健康状態」(26%)が上位にあがった。

  • 更年期の不調と仕事への影響

    更年期の不調と仕事への影響

次に、更年期をどのくらい自覚しているのかを調べたところ、閉経前の40代ではまだ更年期当事者意識は薄く、「そろそろ更年期かもしれない」(47%)、「まだ更年期ではない」(30%)といった『これから』の意識が高いのに対し、50代になると「今まさに更年期だと思う」(44%)、「更年期は終わったと思う」(23%)が多数派に。

また、仕事への影響を尋ねたところ、39%が「仕事に影響があった」と回答。具体的には「仕事を続ける自信がなくなった」(38%)、「能率が目に見えて低下した」(33%)、「時々仕事を休むことがあった」(26%)といった影響が多いことがわかった。

  • からだや心の不調の理解や協力を望む相手

    からだや心の不調の理解や協力を望む相手

最後に、からだや心の不調について理解してほしい・協力してほしいと思う相手を教えてもらったところ、「配偶者・パートナー」(59%)がダントツのトップに。次いで「友人」(39%)、「母親」(31%)と続いた。