シャボン玉石けんは6月3日、「香害・化学物質過敏症に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は5月17日〜24日、20代〜70代男女523人を対象に実施したもの。

  • 日用品や化粧品の香料によって不快な経験をしたことはありますか?

まず、日用品や化粧品の香料によって不快な経験をした人は72%。人工的な香料によって体調不良を起こした事がある人は39%であった。

  • 人工的な香料によって体調不良を起こしたことはありますか。

「不快に感じた」または「体調不良を起こした」経験のある人に香料についても聞いてみると、「香水」が30%で最も多く、次いで「柔軟剤」(18%)、「芳香剤・消臭剤」(16%)が続いた。

  • 「不快に感じた」または「体調不良を起こした」ことのある香料はどのようなものですか。

近年、 柔軟剤や化粧品などに含まれる人工的な香料で体調不良を引き起こす「香害」や、 柔軟剤や抗菌消臭剤などに含まれる化学物質が原因となり、頭痛や倦怠感等を誘発する「化学物質過敏症」が社会問題となっている。

「化学物質過敏症」について知っているかどうか尋ねたところ、51%が「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」、25%が「聞いたことがあり、どんな病気か知っている」、24%が「聞いたことはない(知らない)」と回答した。

「香害」については、45%が「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」と回答。31%が「聞いたことがあり、どんな病気か知っている」、24%が「聞いたことはない(知らない)」と答えている。

香料などの化学物質に過敏だと思うか聞いてみると、12%が「とてもそう思う」、32%が「ややそう思う」と回答。合わせて4割以上が過敏である自覚がある事が分かった。

  • 香料などの化学物質に過敏だと思いますか?

洗剤や化粧品を購入する際、香料をはじめとする成分(添加物)について意識しているか尋ねると、12%が「とても意識している」、35%が「やや意識している」と答えた。

  • 洗剤や化粧品を購入する際、香料をはじめとする成分(添加物)について意識していますか?

香料対策として実践している事については、「換気を行う」が24%で最も多く、以下「香料の元から距離をとる」(23%)、「無香料の商品を使う」(19%)が続いた。

  • 香料対策として行っていることはありますか?