米Western Digitalは6月7日(現地時間)、HDD事業とフラッシュメモリ事業の分割を検討していると明らかにした。大口投資家のエリオット・インベストメント・マネージメントや株主との対話を経て、この見直しについて検討するとしている。
「戦略的な代替案(Strategic Alternatives)」と題してアナウンスされた内容。Western Digitalは株主のための価値創出に向けて事業の最適化が必要だと認識しており、同社のフラッシュ事業とHDD事業について包括的な評価が必要だと指摘。検討のプロセスの中で、エリオットとの建設的な対話を継続していきたいと言及した。
エリオット・インベストメント・マネージメントのJesse Cohn氏とJason Genrich氏は、発表の中で、「Western Digitalは魅力的な成長機会を備えた業界で強力な地位にあり、同社の株主価値を重視する姿勢を信頼している。これまでの話し合いが前向きに進んでいることや、Western Digitalがフラッシュ事業との完全分離を検討することにポジティブであることに、我々は勇気づけられました」と述べている。