アスカネットは6月8日、葬儀・相続に関する調査を実施した。調査は5月24日〜27日、40代以上の男女で過去5年で家長(親など)を亡くした465人を対象に実施したもの。
まず、相続の手続きに関わったことがあるか聞いたところ、「関わった」という人は46%であった。2024年4月1日から土地・建物の相続登記が義務化されることを知っているかどうかについては、65.2%が「全く知らない」と回答している。
続いて、家長の生前に相続手続きについて親族と話し合っていたか尋ねると、57.4%が「全くなかった」と回答。「なんとなく話したことはあった」は26.7%、「話し合っていた」は15.9%であった。
不動産相続に関して抱くイメージについて聞いてみたところ、「手続きが面倒」が47.3%で最も多く、次いで「お金がかかる」(18.3%)、「何から手をつければよいかわからない」(18.1%)が続いた。
次に、相続手続きに関わったことがある214人を対象に、相続関連の手続きがスムーズに行えたか尋ねると、53.7%が「知識がなくやや困難だった」と回答した。また、「知識が全くなくかなり困難だった」と答えた人も14%いた。
葬儀後での相続関連の手続きで困った事についても聞いてみると、「そもそも何から手をつけたらよいかわからなかった」という回答が41.7%で最多となった。次に多かったのは「不動産の名義変更」で14.6%。さらに、「誰に相談したらよいかわからなかった」の回答も11%あった。