JR西日本は9日、関西空港駅発着の特急「はるか」について、7月1日から昼間時間帯の一部列車を運転再開すると発表した。京都~関西空港間で14本(上下各7本)の運転を再開し、1日の運転本数は現行の24本(上下各12本)から38本(上下各19本)に増える。

  • 関西空港駅発着の特急「はるか」。7月1日から昼間時間帯の一部列車が運転を再開する

特急「はるか」は新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、利用者が著しく低下するなどの影響を受けた。2020年4月以降、全列車6両編成に減車されたほか、定期列車の半数近くが運休に。同年9月以降も昼間時間帯の運転を取りやめており、現在は平日・土休日の朝および夕夜間に24本(上下各12本)を運転している。朝の下り「はるか1・15号」、上り「はるか2・4号」のみ9両編成、他の列車は6両編成で運転される。

JR西日本の発表によれば、6月10日から訪日外国人の受入れが再開となり、関西国際空港の利用増加が見込まれるため、7月1日から一部列車の運転再開を決定したという。京都駅を10~16時台の毎時30分に発車する関西空港行7本、関西空港駅を10~16時台の毎時14分頃に発車する京都行7本が運転再開となり、昼間時間帯もおおむね1時間おきに「はるか」が運転されることになる。なお、「指定席の発売は6月24日(金)営業開始より行います」とのこと。