女優の山本千尋が、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)で、善児(梶原善)に育てられた孤児・トウ役を演じることが9日、発表された。大河ドラマ初出演となる。本作で得意の殺陣も披露するという。

山本千尋

山本は、トウ役について「静かな覚悟を抱きながらも志を受け継ぎ、鬱憤と恩愛の迫間で生きる彼女の運命に、三谷さんが与えて下さった新たな挑戦と愛を感じます。『僕も楽しんで書いていますので、楽しんで鎌倉時代を駆け抜けて下さい』とお言葉を頂きました。大義名分の鎌倉時代に炎の化身の如く、強く、儚く、いい意味で裏切られる存在でありたいと共に、まずは初めての大河ドラマを思いっきり楽しみたいと思います」と意気込む。

三谷作品への参加は、Amazonオリジナルドラマ『誰かが、見ている』に続いて2回目。「初めて作品に出させていただいたとき、錚々たる出演者の中、お芝居の経験が浅く、コメディ初挑戦で不安でした。台本をもらったら、まず考えこんでしまっていた私に、三谷さんは、『とりあえず、まずは、楽しみましょうよ』という言葉をかけてくれました。様々なアドバイスを頂く中で、初めてお芝居を楽しいと感じることができました」と振り返る。

山本は、中国武術を3歳から習い、数々の世界大会で優勝、JOCジュニアオリンピックカップでは、3連覇の実績を持っている。また、女優として、2015年に映画『太秦ライムライト』でベストアクション女優優秀賞を受賞。今年7月公開の映画『キングダム2』では、羌象役で出演が決定し、現在放送中のテレビ朝日木曜ドラマ『未来への10カウント』では、プロボクサーライセンスを活かした最強ライバル役として、圧巻のボクシングシーンを演じた。

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