JR東日本の新幹線車両E2系のうち1編成(J66編成)が、東北・上越新幹線開業当時の200系を再現したカラーリングとなり、6月9日から営業運転を開始した。仙台駅から上り「やまびこ124号」として運転され、東京駅で下り「やまびこ133号」となって折り返した。

  • E2系1編成が「200系カラー新幹線」となり、東北新幹線「やまびこ」で営業運転を開始した

E2系1編成を使用した「200系カラー新幹線」は、JR東日本による「鉄道開業150年」事業の一環で登場。東北・上越新幹線開業当時の200系を再現し、白を基調に、車体の底部と窓枠に緑色のカラーリングを施した。停車駅ごとに使用されていた車内の「ふるさとチャイム」も復活させ、東北・上越新幹線を走行するという。

「200系カラー新幹線」としての営業運転初日となった6月9日、仙台駅7時45分発・東京駅9時35分着の上り「やまびこ124号」、東京駅10時0分発・仙台駅11時57分着の下り「やまびこ133号」に使用され、両列車とも東京~福島間で山形新幹線「つばさ」と併結運転。都内の区間をおおむね定刻通り通過した様子だった。同車両の運転時刻はJR東日本サイト内「新幹線の運行情報・運休情報」のページにて、毎日22時以降に更新予定とされている。6月9日は仙台駅17時43分発・東京駅19時48分着の上り「やまびこ154号」、東京駅20時0分発・那須塩原駅21時6分着の下り「なすの269号」も「200系カラー新幹線」での運転を予定している。

  • 「200系カラー新幹線」(E2系)と山形新幹線「つばさ」(E3系)を連結した編成で都内を走行

今後は定期列車としての運転に加え、「200系カラー新幹線」を使用した団体商品の販売やイベントも行われるという。6月25日に運転される東北新幹線開業40周年記念の団体専用臨時列車「なつかしのあおば号」(仙台駅9時8分発・上野駅12時6分着)、7月2日に運転される団体専用臨時列車「東北新幹線開業40周年記念号」(大宮駅10時33分頃発・盛岡駅12時49分頃着)について、「200系カラー新幹線」を使用する予定となっている。