プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険は6月7日、「2022年の還暦人に関する調査」の結果を発表した。調査は4月7日〜11日、今年還暦を迎える1962年生まれの男女2,000人を対象に実施したもの。
59歳時点で就労をしている・していた人(1,435人)を対象に、還暦以降の就労意向を尋ねたところ、65歳以降も働きたいと思う人は79.0%、70歳以降も働きたいと思う人は36.5%という結果となった。
また、退職金を受け取る予定がある人(777人)に退職金の使い道を聞いてみると、「預貯金」(67.2%)が突出して高くなり、以下「金融投資」(20.2%)、「国内旅行」(16.6%)、「住宅リフォーム」(11.2%)、「住宅・リフォームローン返済」(9.9%)、「配偶者・パートナーへのプレゼント」(8.6%)、「自動車購入」(7.5%)、「海外旅行」(7.2%)、「子・孫へのプレゼント」(5.9%)となった。
全回答者に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、「100万円未満」が23.0%で最も多かった。そのほかは、回答が分散する傾向に。平均は3,122万円となっているが、2,000万円以上が35.7%である一方で、「500万円未満(計)」も38.0%いた。
子どもや孫への資金援助の意向について尋ねると、「子どもの住宅購入資金」は「意向あり」が40.9%、「意向なし」が59.1%となった。「孫の教育資金」は「意向あり」が42.7%、「意向なし」が57.3%。
援助の意向がある人に援助意向額を聞いてみると、「子どもの住宅購入資金」は「500〜1,000万円未満」(23.2%)が最多で、平均は1,561万円となった。「孫の教育資金」は「100〜200万円未満」(27.3%)が最も多く、平均は1,239万円。
買い物にて現金決済よりキャッシュレス決済をすることが多いか尋ねたところ、「あてはまる」は70.8%となった。お金の管理を、スマホのアプリ(銀行アプリ、家計簿アプリなど)で行いたいと考える人は30.5%であった。
AI(人工知能)を活用した資産運用サービスについては、23.3%が利用したいと回答している。その割合を男女別に見ると、男性は28.1%で女性の18.4%。1割近くの差が見られている。
さらに、お金の管理をアプリで行いたい人では48.5%、退職金の使い道で「金融投資」を選択回答した人では46.5%と約半数となっている。