お笑いコンビのぺこぱ、三四郎、元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏が、きょう9日放送のテレビ朝日のバラエティ番組『ぺこぱポジティブNEWS』(26:06~※関東ローカル)で、テレビの20年後を予測する。
ぺこぱがMCを務めるという共通点から、今回テレビ朝日とニッポン放送という局の垣根を越えたコラボが実現した後編。ニッポン放送『ぺこぱのオールナイトニッポン0』とタッグを組み、同じく『オールナイトニッポン0』パーソナリティの三四郎、元テレ東P・佐久間氏とラジオブースからトークを届ける。佐久間氏はこの企画がテレビ朝日の番組初出演となる。
冒頭、松陰寺太勇が佐久間氏に「ぺこぱポジティブNEWS」についてどう思うか尋ねると、あまりに的を得た指摘が。うなだれてショックを受けるぺこぱに、三四郎は「すげえ刺さってんじゃん!」と大爆笑する。
事前に募集した中から、「テレビ」と「ラジオ」でエピソードトークの使い分けはどうする? という質問に対し、小宮浩信は「テレビではとにかく短くしないと伝わらない」と答える。ラジオを始めて間もない頃に、相田周二がテレビの感覚でやってしまった失敗エピソードを小宮が暴露すると佐久間氏は「マジ!?」と驚く。さらにシュウペイもテレビで話す際の難しさを語るが「そりゃ、お前の問題だろ! テレビ・ラジオの問題じゃない!」と佐久間氏に指摘されてしまう。
また、Youtubeとテレビの使い分けについて、佐久間氏は優先することを明確に分けているという。Youtubeでは芸人の良さを最大限活かす方法を考えており、佐久間のYouTubeチャンネルを観た他局のプロデューサーからも問い合わせを多く受けるという。
シュウペイが昨今厳しいテレビの「コンプライアンス」について話を向けると、佐久間氏は「ルールは一緒に作っているものだ」とBPOについて独自の見解を展開。佐久間氏が視聴者とメディアの関係の中でポジティブにとらえている「ルール」の役割とは。そしてバラエティのルールについて「一番厳しいのはYouTube」という話題になり、メディアの特性により必要とされている様々なルールの考え方についてトークが盛り上がる。「痛みを伴う笑い」の規制について、松陰寺はぺこぱの漫才がその規制に加担しているのではないかと悩める胸中を明かす。「体を張った漫才もしてみたい」という松陰寺に佐久間氏はポジティブな解決策を提案する。
リスナーからの「20年後のテレビはどんな感じになっていますか?」という質問について佐久間氏は「いま音楽業界で起こっていることが5年後、映像業界にも起こるだろう」と大胆予測。2時間番組の存在意義や、視聴率戦略の裏側についても赤裸々に語りつくす。